里山スクール風説明会。レッジョ風をつくる。
今日は、風の説明会でした。
到着すると、早速アトリエの準備。
「レッジョ風にしておいて〜。」
と頼まれました。
レッジョ・エミリアについては、まだYouTubeや書物で知ったばかりなのですが、こういう機会に巡り合えるのも、自分が決めたからだと思っています。
とりあえず、子どもたちがみたときに、何かつくってみたい!と思える空間を作ることにしました。
作ってると
この素材たちを並べるのが
アートのようで
楽しくなってきて
あっという間に時間が過ぎました。
説明がひと段落すると
子どもの人たちはだーーっと
アトリエに入って行きました。
なんでも使っていいよーと言っておくと
しばらくすると
アトリエからは
トントンカンカン
ギコギコ
ワァー
ギャハハー
といろんな音と声が響きだしました。
子どもの人たちは
大人が何を言わなくても
あるものをつかって
自分で何かを生み出していきました。
とても勢いよく。
次から次へと。
いつのまにか。
友だちのようになっていた人もいました。
子どもには
何かを教え込まなくても
導いていかなくても
環境さえ整えれば
自然と世界を広げていく。
改めてそう感じました。
彼らはとても楽しそうで
とてもいきいきしていました。
誰も彼らのやりたいことを止めないし
大人たちは彼らのやりたいことを
ただただ眺めたりサポートしたりする。
大人も子どももみんなが
また来たい
そんな感じでした。
ここには
ゲームもYouTubeも遊具もおもちゃもない。
だけど
自分の手で何ものかを生み出すことができる。
たとえそれが
見た目が美しくなくても
すぐ壊れるものでも
使い勝手が悪くても
それでも
彼らが生み出したものなら
誰もが素敵だね〜と称賛するのです。
それが
その積み重ねが
クリエイティブな力を
育てるのかもしれない。
自分はなんだってできる存在なんだということを思い出すことができる。
そんな場所なのかもしれません。
ずっと
管理され
導かれ
閉鎖的な世界に
押し込められていると
自然と人は
世界を閉じる方向に向かったり
解消できないモヤを
よくない方法で発散しようとするように
思います。
世界は広いんだと知って欲しい。
そう言われていた保護者の方がおられましたが
まさにここは
世界の広さを知る場所なのかもしれないと
感じました。