その子自身をエンパワメントしていく教育がしたい。
「一人ひとりの子どもの存在を認め、その声を聴き、その子自身をエンパワメントしていく教育」
コクレオの森のみほさんが
Facebookに書いてくださってた言葉が
私に飛び込んできた。
これだな〜と
私がずっとやりたかったこと
私が公教育でやりきれなかったこと
本当は生まれただけで
その子の存在は全部⭕️
だけど
しつけとか教育とか
ならわしとか成績とか
いろんなものが子どもに押し寄せてきて
その子のそのものが
失われてしまいそうなことが起こってしまう。
違うよ。
そのままで全部⭕️
赤ちゃんのときそうだったように。
存在を否定するようなことは
誰もしてはいけない。
私はエンパワメントがしたい。
そうやって失ってしまった光を取り戻す
お手伝い。
今の公立学校では
それが十分できなくて。
どうしても
一つの教室に多くの子を押し込めなくては
いけないし。
同じ方を向かせて
同じことを
同じ時間に
同じ量だけ
教えなくてはいけなくて
どのぐらいできたか
一人一人の子どもを数値化して
評価しなくてはならない。
こうしたシステムがあるかぎり
エンパワメントには限界がある。
もっと
教科書を手放し
時間割は個別化し
宿題や成績表は廃止する。
さらには
学年単位でなく
異学年グループにした上で
少人数化。
ここまでやれば
一部の情熱的で
私的な時間も教育に全力を注げるような先生
でなくても
公立学校もそれぞれの子どもを
エンパワメントできる場所に
なっていくだろう。
私も休みの日には
有料のセミナーを受けに県外に出向き
本を買い込み
教育サークルに所属して
それなりにやってきた人だった。
それでも。
ここでこのままもがき続ける時間は
もったいない。
そう思って退職を決意したのです。
そうしてやっと
漕ぎ出した2022年度だった。
昨日、修了式を迎えた子も多かった。
どんな気持ちだった?
次の学年は楽しみ?
修了おめでとうとみんなに伝えたい。
だけど。
おめでとうなんて言ってほしくない子も
いるかもしれない。
その子にとってのその学年の1年間を
終えるときに添えられる言葉は
何がぴったりなのかわからないから。
振り返ってみたら
私の新しい旅は
まだ始まったばかりだった。
焦らずいこう。
愛と感謝で。