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このうえない幸せ (2024.12.16〜12.22)

12.16(月)
就労移行支援へ。午後は面談。
月曜なのでメンタルが心配だったが、夕方に頓服を予防投与し、穏やかに過ごすことができて安心する。
今週末に参加する予定の読書会の忘年会の、プレゼント交換用の本を買いに行く。あれこれ迷った末に『傷を愛せるか』(著:宮地尚子) を選んだ。名著だし、エッセイだから読みやすいし、来月の100分de名著で宮地先生が出るらしいし。
帰宅してからウトウトする。
夕食はしらすと小松菜のペペロンチーノ。美味しかった。


12.17(火)
就労移行支援へ。お弁当を忘れてショック。
今日は午後の終礼まで受けることができた。ここに通っていることをどう呼べば良いのか分からなかったが、他の人の会話の中で私たちのことを「訓練生」と呼ぶらしいと分かった。就労訓練と言えば良いのか。
カフェで休憩してから帰る。


12.18(水)
今日は訓練は休み、友人(元同僚)とランチに行く。
本当は10月に会うはずが、私のコロナと偏頭痛で延びに延びてもう忘年会になってしまった。近況報告をして、来月結婚することをやっと報告することができた。流れで他の元同僚たちにもLINE報告することに。結果的にたくさん祝ってもらって嬉しかった。
帰りに友人の彼氏(こちらも元同僚)と駅で会うことができた。新しい姓を伝えると「そっちのほうが似合ってるよ」という謎な返答がきて笑った。世間では選択的夫婦別姓が話題になっているし、私も賛成。私は、パートナーと同じ姓になれることが嬉しい。元々両親が離婚しているので今の姓にまったく思い入れがないというのもある。とにかく「似合ってる」と言われたのは妙に嬉しかった。
今日はとても楽しくて、気付けば頓服を飲むこともなく過ごすことができた。


12.19(木)
就労訓練へ。眠気が強い。二日酔いかも。
昼休み、他の訓練生が誘ってくれてUNOをした。学生の時の旅行以来ではないか?楽しかった。
今日は終礼後の自習時間も残ることができた。自己分析シートをひたすら書く。
カフェに寄って、読書をしたかったけど、手帳記入で終わってしまう。読書時間がぜんぜん取れていない。


12.20(金)
就労訓練へ。朝から支援員さんと面談。目標設定をする。
今日も終礼後の自習時間まで残った。しかしその時にはとてつもなく疲れていることに気付く。へろへろになって帰宅し、ベッドに倒れ込む。そのまま眠った。21時頃に起きる。とても体が怠い。また疲れがピークになるまで気付かずにやり過ぎてしまった、と思う。


12.21(土)
11時頃に起きて整体に行く。体がバキバキ。
その後はお世話になっている読書会の忘年会へ、パートナーと共に参加する。
会の最初で結婚のお祝いを皆さんから頂いて驚く。寄せ書きまで用意して下さって、皆さん忙しい中いつ書いて下さったのだろう。感無量になった。頂いたタンブラーもとても素敵で嬉しかった。
会は「今年一番良かった本」の紹介と「プレゼント本の交換」と進む。プレゼント交換本にヨシタケシンスケさんの本が3冊も選ばれ、さらに見事に被らなかったこと、ヨシタケシンスケさん好きの元に渡ったことに、大いに盛り上がる。
とても楽しかった。

プレゼント交換本たち

帰ってから、タンブラーに私とパートナーの名前が印字されていたことに気付く。ちょっと気恥ずかしいがその心遣いが嬉しかった。きっと使うたびに今日のことを思い出し、幸せな気持ちになれるだろう。


12.22(日)
午前に起きてまずクリスマスケーキを取りに行った。
その後予約したカウンセリングルームへ向かう。早めに着いたけど、道路が混んでいて1時間くらいかかった。
初めての場所だったのでドキドキだったが、迎えてくれたカウンセラーさんはとても感じの良い人で緊張がほぐれる。
90分間、悩んでいることをとにかく吐いた。定期的に希死念慮があってつらいこと、私の病気のせいでパートナーに負担をかけているのが怖いこと、パートナーの家族に結婚を歓迎されていないのがつらいこと。ふたりで抱え込まずに第三者に聞いてもらいたかった。特に、パートナーの家族のことをパートナーのいない所で話したくなかった。憶測に憶測を重ねるだけだから。
カウンセラーさんから言われたことは、
・結婚前はそもそも人生の大きな転機で誰しもに大きなストレスがかかる。精神が不安定になって当たり前。
・感情のコントロールがきかずパートナーに当たってしまうというのは、夫婦カウンセリングの9割が悩みとして挙げる。自分たちだけがおかしいわけではない。
・ふたりが話し合えていて、こうしてカウンセリングに来ることができているのは凄いこと。話し合えなくて悩んでいるカップルはとても多い。話ができることはふたりの強み。
・家族とのことはつらかったと思うが、結婚前に試練が多いのは良いこと。結婚は試練だらけだから。試練を乗り越えるとそれだけ絆が深まる。強くなる。プラスの面を捉える。
・希死念慮については、完璧主義が強いほど自己否定感が無限に湧いてしまう。自分を細かく褒める習慣を持つこと。定期的につらくなった時うまくカウンセリングを利用して。
等々。他にも書ききれないくらいあったけど、印象的だったものを。
受けてみて良かったと思うのは、自分でどこかわかっていることでも、生身の第三者から言われたかった、ということだ。一種の甘えたい願望なのかも。
また、問題や試練に対してポジティブなアンサーをもらえたこと。確かに、「別れたほうが良いのではないか?」と悩むたびに、それでも一緒にいたい気持ちが勝ってここまで来た。悩みが深ければ深いほど、その気持ちも深まってきた気がする。その上で結婚を選べたことは本当に良かったのかもしれない。
カウンセリングは初めてのパートナーも感銘を受けていて、一緒に来てもらって良かった。「みんな受けたほうがいいよ」と言っていた。私もそう思う。周りの男性たちにも言ってあげて、と伝える。男性ほど抱え込む傾向にあると思う。パートナーを見ていても思う。我慢強いから、と言うが、それが怖いのだ。
帰宅する頃に腹痛になる。とても疲れている。横になって休む。
その間パートナーは夕食の準備をしてくれた。今日はささやかなクリスマスパーティー。食事ができる頃には腹痛も軽快して、美味しく頂くことができた。パートナーの作るグリルチキンは世界一美味しいと思う。グラム99円のもも肉とは思えぬ。

飲み物はシードル
ブッシュ・ド・ノエル

食後、パートナーが「散歩に行きたい!」と言い、気温4℃のなか散歩に行く。
今日は良い日だったね、と話す。こういう時間が一番幸せかもしれない。



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