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PETテープとは 海外マステ初心者入門
この記事はマスキングテープ好きだけど、中国で人気のPETテープ(マスキングテープの一種)についてあまりよく分かっていない方向けに、日本と中国のマステがどう違うのかを解説する初心者入門的な記事です。
主に中華圏で売られている豪華絢爛なPETテープを皮切りに海外マステが日本の和紙のマスキングテープとどう違うのか、購入先、良い点、悪い点、使い方、などを客観的な視点から解説します。
海外マステの材質
海外マステ(中華マステ)には主に和紙とPETテープの2種類の素材があります。
PETはポリエチレンテレフタラートの略称で、日本でもペットボトル、衣料等に使用される馴染みのある素材です。マスキングテープに利用されると絵柄が印刷されている所以外は透明になるためコラージュや重ね貼りに適した素材です。薄いプラスチックフィルムのような感じをイメージすると分かりやすいかもしれません。
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特徴と違い
和紙とPETテープの違いは粘着力、加工の豊富さ、価格にあります。一般的にPETテープの方が粘着力が強く、豊富な加工(箔押しなどのキラキラ加工)がありそのため価格が高くなります。
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またマスキングテープの横幅も日本の物より大きく、ループしないイラストの長さも長く、同じ絵柄を繰り返す日本のマステと違って変化のある豊富な絵柄が楽しめます。1ループ(絵柄がループする前までの区切りの長さ)が1m以上もあるマステもよく見かけます。
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海外マステは縦6センチ前後の大きめのが多め。
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カットの仕方
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海外マステは巻いてある状態から伸ばしただけではシールとして使えません。マステの裏面全体に剥離紙が張り付いているためです。そのため使う時はハサミかデザインカッターで絵柄に沿ってカットしてから剥離紙を剥がし貼り付けるという一手間があります。
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最近ではこのように↓絵柄に沿ってすでに切り込みが入れられているマステも出て来ていますがまだまだ少数派です。
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使い方
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特にPETテープは透明なためにコラージュに適しています。カード状の紙に貼ってメッセージカードにしたり、スマホケースに貼ってオリジナルのケースを作ってみたり、もちろん手帳に貼ったりもできます。
またコラージュをしたい方は重ね貼りをした時に下に透けないように絵柄の裏に白塗りがされている白墨加工のものを選ぶ事をおすすめします。
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品質の問題
そして避けて通れないのが品質の問題。日本のマステは世界でも高品質のものが多いですが中国ではそうはいきません、年々質が上がってきてはいるのですが、複雑な加工のものになると印刷ミスが起こる場合があります。他にも紙ものを買うとデザインペーパーの角が折れている事やフレークシールセットの数が足りないということはよく起こります。
そして個人的に1番気になるのがインクの臭い。新品の海外マステにはインク独特の化学的な臭いがする事が多いです。私は臭いに敏感なので新品のマステは広げて日の当たらない所で陰干しをして臭いを取っています。これでかなり臭いが軽減されます。あまり気にならないという人もいるので多少の個人差はあります。
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海外マステの魅力
そんな海外マステの魅力とはなんといっても絵柄の豊富さ!毎月様々なサークルから新発売のマステが販売されていてチェックが追いつかない量です。そして日本にもファンの多い有名絵師さん達も多数おり、様々なテイストの可愛いマスキングテープを提供してくれます。そして加工技術もすごい速さで進化しており昨年にはなかった新しい加工が毎年のように誕生しています。
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どこで買えるのか
・沼のオアシス
老舗のマステ屋さんです。SNSでも評判がよくリピート買いをしている人をよく見かけます。
・ピンコイ
中国だけではなく、台湾・香港・韓国・タイなどのアジアを中心とした海外のデザイナーの文房具を直接購入できるサイト。
・cherish365
実店舗が2店あるショップ。オリジナル商品にも力を入れていてここでしか買えない商品もあり。オーナーが中華系の方で現地の作家さんとも交流があるよう。
・メルカリ
メルカリアカウントを持っている人にとっては1番手軽な購入先。切り売り300円〜売っているので海外マステがどんなものか試したい方におすすめ。ただし個人間の取引になるので取引先によってはトラブルになる事も。
・タオバオ
中国の通販サイト。中国語オンリーなため初心者には難しいが日本では買えない豊富な種類のマステをお手頃な価格で購入できる。基本トラブルは自分で解決する。
↓こちらの記事でタオバオで直接購入する方法を書いたので興味があればご覧ください(有料記事)
まとめ
いかがだったでしょうか、またまだ海外マステは日本では認知度が低いですが、文具女子博などで海外マステが出品されたり徐々に認知度が上がってきています。単価の高い海外マステは使い切れるか心配という方は、切り売りが300円〜500円で購入できるのでそこから始めてみるのがオススメです。ぜひご自分の好きな海外マステを見つけてみてください。