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12月2日【ウクライナ戦況図】複数方面で退却開始|クレミンナ攻勢|バフムト再び総攻撃【地図で解説】ゆっくり【最新】GoogleEarthで解説

最新の、日頃調べているウクライナ戦況、ウクライナ情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。いつも地図を使って説明していらっしゃる方が最近お休み気味とのことですので、いつも調べていることを動画に作ることにしました。地図はグーグルアースを使っています。
最新のウクライナ軍参謀本部、最新の戦争研究所、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、最新のツイッターや最新のテレグラムのレポートやチャンネルを中心に日本語でまとめています。

■よくある質問
□都市間の距離
スバトボ・クレミンナ間45km/クレミンナ・バフムト間55km/バフムト・ドネツク間65km/ドネツク・マリウポリ間100km/マリウポリ・メルトポリ間170km/メルトポリ・ヘルソン間200km
□畑の大きさ
およそ1km×1.6km
□字幕が2重に見える
YouTubeの設定でYouTube側の字幕を消してください。
□目が回る
週の前半はあまり回していませんので、次第に慣れてください。遠方の都市がどの方向にあるか常に感じて把握するのがなれるコツです。
□ウクライナ軍の損失は?
データが公表されないのでわかりません。

●過去の動画は再生リストにまとめています。
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW

●毎週日曜日、視聴者様の質問に答える生放送をしています。
数が多いときは、すべてにお答えできないこともあります。
https://www.youtube.com/channel/UCNu9XVGZ4CEwmyj7TBwsn_w/streams

●投稿主は「日本一早い米国株市場解説」として米国株の情報を日本語訳して早朝に生放送でお送りしています。パウエル議長の記者会見のときは同時通訳しています。
https://www.youtube.com/channel/UCr_6WiO-1sQcLXFE6ECbVNw/featured

●詳細はnoteにもまとめています。
https://note.com/sumaitotoushi/

●Twitterはこちら
https://twitter.com/ZKj3aQR1ZFdmdDy

#ウクライナ情勢
#ゆっくり
#ロシアウクライナ
防衛研究
チャンネル

■BGM Materials

OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
曲の使用に関しては、規約に従った範囲で行っており、使用に関して運営側にも確認いただいています。
地図はGoogleEarthを使用しています。

■内容(字数が超過する場合はnoteに全文を掲載しています)

みなさんこんにちは。

今日も最新のウクライナ情勢についてお伝えします。

ウクライナ情勢について知ることは、

欧州の経済情勢をいち早く知る上で重要です。

また、多くの方のコメントをいただきありがとうございます。

よくある質問の答えは概要欄にあります。

この動画では、本日公表された戦争研究所のレポートなどから、

公開情報をいち早くお伝えしています。

公開時間は日によって異なるので、

チャンネル登録して通知をオンにすると

動画公開時に連絡が来ます。

それでは簡単ですが、

日頃調べていることをお伝えします。

過去の戦況図は再生リストから見ることができますので、

あわせてご覧ください。

■まずは全般的な事柄です。

ウクライナ軍参謀本部によると、

昨日12月1日のロシア軍の損失は

兵士560名

戦車1両

装甲輸送車5両

砲2門

その他車両12両となっています。

なお、ウクライナ軍の損失は公表データがなく不明です。

スイスは、ロシアのウクライナ侵攻への対応として、

80億ドル相当のロシアの金融資産を凍結したと発表しました。

スイスのロシア預金は、

スイス銀行協会が3月に2130億ドルと推定していますが、

永世中立国のスイスがロシアの金融資産を凍結するのは異例です。

ちなみにEUは、

域内にある700億ドル相当のロシア資産を凍結しています。

今後これを没収することが考えられますが、

法律の制定と裁判所の決定が必要になり、

できるとしても時間がかかる見込みです。

■それでは、各地域の戦況です。

方位は左上の赤い針が北になります。

●ウクライナ北東部

○ルハンスク州 クピャンスク方面

この日の天気はくもり、最低気温-4度、最高気温0度。

今日の天気はくもりの予報。

5日頃から最低気温で-8度まで冷え込む日が続きます。。

ウクライナ軍参謀本部によると、

ロシア軍は、スバトベとクレミンナの後方となる、

ハルキウ周辺にかけてのウクライナ軍陣地に対して、

ミサイル攻撃を行い、16回の空爆を実施しました。

ウクライナ軍は、スバトベの奪還に向けて進撃しています。

ウクライナ軍は、

クゼミフカの方向と、

スバトベ西側の高速道路の交差点の方向から

スバトベに迫っている可能性があります。

また、これまでステルマヒウカを攻撃していたロシア軍の部隊が、

コロミチハで包囲される可能性があります。

そしてウクライナ軍は、クレミンナにも肉薄しています。

すでにロシア軍の防衛線は突破され、

ウクライナ軍は、

市街地中心まで2キロの範囲にまで迫っています。

高速道路もほぼウクライナ軍が確保していることになります。

戦況図を修正しました。

ウクライナ軍参謀次長のオレクシーホロモフによると、

スバトベ、クレミンナで劣勢となったロシア軍は、

北のクピャンスクと南のリマンに向けて

新たな戦線を作る可能性があるとして警戒しています。

ただ、いちど戦線が崩壊したロシア軍に、

部隊を立て直して攻撃する力が残っているかどうか、

正直疑問です。

○リシチャンスク方面

ロシア軍は、

ビロホリフカで攻撃を行いましたが、

ウクライナ軍は撃退しました。

また、ウクライナ軍はこの方面でもロシア軍を撃退しながら

戦線を東に押している可能性があります。

この方面ではすでにクレミンナからの兵站が途絶えたため、、

ロシア軍はこの場所の攻撃継続が難しくなる可能性があります。

●ウクライナ東部 アルチェモフスク(バフムト)方面

○バフムト北東部

ロシア軍は、

ビロホリフカ、

ヤコブリフカ、

ソルダー、

バクムツケに攻撃を行いました。

多くは撃退されたと思われますが、

ロシア軍は、この方面でわずかに前進した可能性があります。

○バフムト南部

ウクライナ軍はイヴァンヘラドでロシア軍に反撃し、

損害は出つつもロシア軍を押しているとの情報があります。

ロシア軍はオピトネに攻撃を行いました。

また、アンドリフカにも攻撃を行い、

ロシア軍はこの町を支配したと主張していますが、

ウクライナ軍も応戦しています。

ロシア軍はクルデュミフカの大部分を確保しました。

一方、町の一部はウクライナ側が確保しており、

ウクライナ軍は引き続き戦闘を行なっています。

CNNがウクライナ軍の現地司令官に取材したところ、

ロシア軍もかなりの部隊をこの方面で投入しているため、

ロシア軍の損害が多い一方で、

ウクライナ側も応戦するために、

第1大統領旅団をはじめ多くの部隊があり、

ウクライナ側も兵站不足に陥っているとの報道があります。

●ウクライナ南東部 ドネツク州

この日の天気はくもり、最低気温-4度、最高気温1度となっています。

今日の天気は曇りの予報。こちらも3日頃から最低気温が-7度となる日が続きます。。

○アウディーイユカ周辺

ロシア軍は、

クラスノホリフカ、

アウディーイユカの南の

ヴォジャネ、

ペルヴォマイスケ、

ネヴェルスケ、

に攻撃を行いましたが、ウクライナ軍が撃退しました。

○ドネツク南部

マリンカもようやくウクライナ軍が撃退したとの情報があります。

ただ、ロシア軍も町の南部まで進出しました。

ロシア軍は、

ノボリハイミフカでもウクライナ軍を攻撃しましたが、

こちらはウクライナ軍が撃退しました。

一方、パブリフカでは、夜に入っても激しい戦闘が行われています。

ロシア軍は、

パブリフカでサーモバリック焼夷弾を使用したとの情報があります。

サーモバリック爆弾は、

アルミニウム、マグネシウムと酸化剤の化学反応により、

高熱を発生し接触したものを燃やすもので、

民間人が集中している場所での使用は禁止されています。

●ウクライナ南部 ザボリージャ方面。。。

メルトポリの昨日の天気はくもり、最低気温-1度、最高気温4度

今日の天気は曇りの予報となっています。

今後この辺の最低気温は-5度前後の日が続きます。。

ロシア軍は、この方面から撤退を始めています。

ロシア軍は、

少なくともインゼネムとポロフィー、

その西のミカイリフカから

一部の軍をマリウポリ方向へ撤退させている可能性があります。

また、ウクライナ軍参謀本部の情報でも、

ザポリージャの前線から、

ロシア軍協力者を避難させています。

ウクライナ軍の砲撃により、

部隊を維持できなくなったとの理由です。

この方面ではウクライナ軍が集結しているとの情報もあり、

ウクライナ軍が進撃しようとしている可能性もありますが、

ロシア軍がウクライナ軍を誘っている可能性も捨てきれず、

今後分かり次第お伝えします。

ロシア軍は、ザポリージャ原発の北、

ニコポルスキーを砲撃し、8回の爆発があり、

ガスパイプライン、送電設備などのインフラ施設を破壊しました。

一部住宅や商業ビルにも被害が出たとのことです。

●ヘルソン州。。。

この日の天気はくもり、最低気温1度、最高気温5度。

今日の天気はくもりの予報。

7日にかけて最低気温が徐々に-4度まで下がります。。

ロシア軍は、ヘルソンに砲撃を行い、

ヘルソン市内の全域で停電が発生しました。

昨日お伝えしたドニプロ川のウクライナ軍の特殊作戦について、

情報が入りました。

ウクライナ軍の特殊部隊はカチカリフカあたりで川を渡り、

ロシア軍占領地に入って偵察を行うとともに、

現地のパルチザンと情報交換をしている可能性があります。

また、ウクライナ軍は、

ノヴァカホフカ周辺のロシア軍集結地に

航空機、ヘリコプターを使って15回程度の空爆を実施し、

ロシア軍に損害を与えています。

ノヴァカホフカの戦略上の意味について説明します。

ノヴァカホフカは、水力発電所でご存知の方も多いと思いますが、

同時にドニプロ川左岸のロシア軍の戦線と、

メルトポリを結ぶ高速道路上にあり、

この補給路を遮断することで、

ロシア軍はヘルソン州の戦線が維持が困難になる可能性があります。

今回の特殊部隊の動きもこれに関係する可能性があります。

この日、ヘルソン近くのロシア軍に動きがありました。

ロシア軍は

ヘルソン市街地に近いドニプロ川の対岸、

オレシュキー、

ホラプリスタンから兵を引いています。

また、ウクライナ軍の情報によれば、

この場所の兵士と軍事装備の数が減少しているとの

報告があります。

ロシア軍は、小規模な部隊に分かれ、

背後の森林地帯に分散して隠れている模様です。

ウクライナ軍の砲撃から逃れるためと考えられますが、

ウクライナ軍がドニプロ川を渡ったとき、

ゲリラ戦に持ち込もうとしている可能性もあります。

今日は、激戦の続くクレミンナの南西、

ディプロバからの森林の様子をご覧ください。

ウクライナ軍とロシア軍はこのような場所で戦っています。

本日は以上です。

ご視聴いただきありがとうございました。

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