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ロシア後退その戦術とは?【6月9日】ウ軍全方位で反撃開始【ウクライナ戦況図】プーチン「最後の神頼み」周囲反対【最新】南部で東部で次々奪還へ

0:00 はじめに
1:06 全般的な事柄
1:44 最新ウクライナ情勢ニュース
1:52 ロシアのエリートは敗北を悟る
3:16 ウクライナ反撃開始 西側メディア続々報道
4:02 プーチン大統領「最後の神頼み」周囲の反対押し切る
5:06 北東部 国境方面クピャンスク方面スバトベ・クレミンナ線の戦況
6:44 東部 バフムト方面の戦況
9:24 南東部 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
10:26 南部 ザポリージャ州
14:17 南部ヘルソン州の戦況

最新の情報をお届け!その日のレポートをその日に動画にしています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめ、英語とウクライナ語で字幕を提供しています。
●過去の動画は再生リストへ
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■より快適に見るには
・字幕が2重→YouTube側の字幕を消去
・方位は赤い針が北
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍側 青:ウクライナ軍側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
※サブチャンネルで投稿主がニュースと視聴者様のコメントを読んでいます。
https://www.youtube.com/channel/UCNu9XVGZ4CEwmyj7TBwsn_w/

#ウクライナ
#ゆっくり
#プーチン大統領


みなさんこんにちは。
最新のウクライナ情勢についてお伝えします。
ロシアがキーウに侵攻してから470日、
この動画では、
きょうの戦争研究所のレポートや
ロシアのミルブロガーの情報などをまとめて、
地図を使っていち早くお伝えしています。
そのため記号は簡略化しています。
最近は午後6時頃に公開しています。
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください。
■まずは全般的な事柄です。
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日ロシア軍の損失は、
兵士730名
戦車18両
装甲戦闘車16両
砲28門
多連装ロケット1両
防空システム3基
ドローン15機
その他車両43両
となっています。
この日戦線全体で、
30回の地上戦の報告があります。
■この日のニュースを簡単にお伝えします。
YouTubeのチャプターで
必要なところを見ることもできます。
1番目
ブルームバーグが、
7人のロシア政府関係者に匿名で、
対談形式のインタビューをおこなって
話を聞いたところ、
ロシア人のエリート層が考える
ウクライナ戦争の見通しは暗く、
せいぜいできるのは
「現状のまま停戦すること」と考えていることが
わかりました。
記事によると、
「多くは戦争を終わらせた方がいいと
考えているものの、
プーチン大統領に反対する人物がいないため、
うんざりしている。
ロシアに最も有利なシナリオとしては、
年末までにウクライナと交渉し、
ウクライナの領土を占領したまま停戦すれば、
プーチン大統領はそこで
勝利を宣言できるだろう」とのことでした。
また、このエリートたちは口々に、
「無意味な戦争のスケープゴートに
なりたくない。
今後は侵略失敗の責任転嫁が
進む可能性が高く、
自分たちの仕事に影響しないように
注意している」と
社会の不安が高まる中で
自らも不安を感じているようです。
ちなみにウクライナでは
「プーチン大統領と交渉しない」という法律を定め、
プーチン大統領との交渉を拒絶しています。
2番目
ご存じの方も多いと思いますが、
この日西側メディアは一斉に、
ウクライナの反転攻勢が
始まったと報道しました。
反転攻勢は当初言われていたとおり、
現在のところマリウポリの方向と、
メルトポリの方向でおこなわれています。
すでにレオパルド2などの
西側諸国が供与した戦車が確認され、
ロシア軍の砲撃で
撃破されたという報告もあります。
また、
バフムト方面、
ドネツク方面でも
ウクライナ軍の反撃作戦がおこなわれています。
詳しくは、戦況の報告でお伝えします。
3番目
プーチン大統領は、
専門家が反対する中、
ロシアで最も有名な宗教画を
美術館からクレムリンに近い
ロシア正教の総本山に移しました。
独立系メディアによると、
「ウクライナへの侵攻がうまくいかない中、
プーチン大統領が
神頼みになっている」と分析しています。
プーチン大統領は先月、
ロシアで最も有名な宗教画で、
15世紀のイコンの傑作「聖三位一体」を
美術館から救世主キリスト大聖堂に
移す決定をしました。
この壁画は保存状態が非常に悪く、
専門家は移設に反対していましたが、
移設は強行されました。
この絵を巡っては、
移設に反対していたカリーニン司祭長が、
突然の心臓発作で倒れたとの
いわくがつきました。
■それでは、各地域の戦況です。
●北東部 ハルキウ方面
○国境方面
ロシア義勇軍と「ロシアの自由」軍団は、
タボルジャンカの一部を占領しています。
タボルジャンカの北側では、
ロシア軍と戦闘となっています。
また、この日何者かがロシア国境を越え、
ウラゾヴォに侵入し、
この付近の駅を混乱させているとの情報があります。
この場所は
ロシア本土から占領地に通じる鉄道があり、
ロシア軍にとって重要な補給線に位置します。。
●北東部 クピャンスク方面
○クピャンスク方面
この日は地上戦の報告はありませんでした。
○スバトベ・クレミンナ線及び
○シベルスク周辺
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日ロシア軍は、
ヴェセレにのみ地上攻撃を行いましたが、
これらの攻撃はウクライナ軍が撃退しました。
視聴者様から
地上戦の攻撃と砲撃を分けてほしいとの
要望がありましたが、
砲撃は主だったところで
毎日おこなわれていますので、
最近は省略しています。
ちなみに砲撃についてお伝えすると、
この方面でロシア軍は、
ビロホリフカ、
ヴェルホノカミヤンスケ、
スピルネ、
ロズドリフカ、
ヴァシュキフカに砲撃をおこないました。。
●東部 バフムト方面。
この日の天気は晴れ、最低気温13度、最高気温25度。
今日の天気はくもりの予報。
天気は下り坂で、週末はぐずつく予報です。
○バフムト北方
1番目
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日ロシア軍は、
オリコヴォヴァシリフカに攻撃を仕掛けましたが、
この攻撃は
ウクライナ軍が撃退しました。
2番目
ロシアのミルブロガーによると、
この日ウクライナ軍は
ベルキフカの西側でロシア軍を撃退し、
パラスコヴィイフカの方向に進軍する一方、
ロシア軍を高速M03号線付近まで
後退させた可能性があります。
ベルキフカの西側を
ウクライナ軍の支配地として、
高速M03号線までを
係争地として戦況図を更新しました。
3番目
また、位置情報付きの映像によると、
ベルキフカ貯水池から分かれた
ウクライナ軍の部隊が、
ヤヒドネに向けて攻撃を開始しました。
ロシア軍が砲撃で応戦し、
ウクライナ軍は
損害を出しながらも進軍しています。。
○バフムト市街地
この日も戦況図に変更のある情報は
ありませんでした。。
○バフムト南方
この方面では
激しい戦闘が続いています。
昨日まででクリシチフカの北側、
西側を押さえ、
バフムトからの補給線に
砲撃をおこなったウクライナ軍は、
この日第3突撃旅団が
水路の南からクリシチフカに進軍し、
いくつか陣地を奪還しました。
戦況図を更新しました。
昨日もお伝えしましたが、
クリシチフカはもともと水路、
鉄道、
川に囲まれた地形で、
いまは補給線も射撃範囲に入り、
町は包囲されつつあります。
さらにこれは未確認の情報ですが、
この日ウクライナ軍は、
クリシチフカの背後にある
アンドリフカに攻撃を行い、
ロシア軍の第72独立自動車化ライフル旅団は、
オドラディフカに
撤退した可能性があります。
情報が入りましたら
また戦況図に反映させていきます。
●南東部 ドネツク州
ドネツク州の戦況についてお伝えします。
○アウディーイユカ周辺
この日ロシア軍は、
アウディーイユカ、
ペルヴォマイスケに攻撃しましたが、
これらの攻撃は
ウクライナ軍が撃退しました。
一方ウクライナ軍は、
オピトネ、
ヴォジャネ、
ネヴェレスケに攻撃作戦を開始しました。
このうちヴォジャネでは、
ウクライナ軍が
町の郊外に進軍しました。
これは、
ロシア軍占領地の奪還も視野に入れつつ、
後ほどお伝えする
南部の反撃開始に合わせて、
ロシア軍の兵力を
分散させようとする試みと考えられます。
○マリンカ方面
この日ロシア軍は、
マリンカの占領に向けて
13回攻撃を行いましたが、
これらの攻撃は
ウクライナ軍が撃退しました。
●南部 ザポリージャ州
メルトポリのこの日の天気はくもり、
最低気温15度、最高気温25度。
今日の天気はくもりの予報。
こちらも週末からぐずつきます。
この方面のウクライナ軍の反撃は、
市街地や幹線道路から
離れたところが多く、
ウクライナ軍は
市街地から離れた場所に進軍し、
市街地にいるロシア軍を郊外に誘い出し、
出てきたところを攻撃している
可能性があります。
○ヴェルカノボシルカ方面
1番目
ノヴォドネツクでは
激しい戦闘がおこなわれています。
この日ウクライナ軍はノヴォドネツクに入り、
この町を解放しました。
戦況図を更新しました。
さらにウクライナ軍は、
ノヴォドネツクから
南に進軍しようとしましたが、
ロシア軍の地雷原に入り、
先頭の対地雷装甲車1両を失ったため、
撤退しました。
2番目
ウクライナ軍はストロジェベに入り、
この町を奪還した可能性があります。
また、ストロジェベの東側にも
大きく回り込み、
郊外を奪還し、
スタロマイオルスクの郊外まで
進軍した可能性があります。
現在前線は、
マカリフカ付近と
スタロマイオルスケを結ぶ川となっています。
ここまでで戦況図を修正しました。
3番目
リブノピルでは、
ウクライナ軍が
東の郊外に回り込んで
進軍している可能性があります。
まとめると、
この日ウクライナ軍は、
ヴェルカノボシルカ南に広がる高地を奪還し、
今後おきるであろう、
スタロマイオルスク攻防戦に向け、
比較的有利な位置を占めることとなりました。
○オレホポ方面
この方面では、
ウクライナ軍の反転攻勢が
おこなわれています。
すでに公開されている情報をまとめると、
ウクライナ軍はこの日、
マラトクマチカから南に進軍し、
ロボチネを再度確保し、
現在その南の
ノヴォプロコトピフカあたりが
前線となっていると思われます。
詳細な公開情報が入りましたら
またお知らせします。
○カミヤンスケ方面
この方面でウクライナ軍は、
ロブコベの南に
進軍している可能性があります。
これらの方面でも、
ウクライナ軍は道路や大きな町を避け、
小さな集落や畑を進んでいるように思われます。
ロシア軍は町と幹線道路沿いを中心に
防御陣地を構築してきたため、
意外な方向からの攻撃に、
陣地転換を余儀なくされた結果、
ウクライナ軍に
攻撃されるパターンとなっているようです。
もちろん、
畑には地雷があると考えられ、
ウクライナ軍にも損害が発生していますが、
今のところ想定内なのではないかと考えられます。
一方で、ロシア軍の戦術としては、
第1防御線は
ウクライナ軍に突破させておいて、
第2防御線で
ウクライナ軍を攻撃し、
防御戦の間で足止めして
撃破することを考えている可能性があります。
○後方地域
この方面では、
ロシア軍占領下のトクマクと
ベルジャンスクで爆発の報告があります。
●南部 ヘルソン州
この方面では、
戦況図に影響のある情報は
ありませんでした。
ロシア軍は洪水により、
5から15キロ後退し、
ロシア占領地域に
空白地帯が生まれました。
また、昨日もお伝えしましたが、
キンバーン砂嘴は独立した島になり、
そこにいたロシア軍は
現在どうなっているか不明とのことです。
また、
この日ザポリージャ原発の貯水池の水位は、
16.8メートルから
12.7メートルに低下しました。
ザポリージャ原発では、
以前一度水位が低下したときに、
給水ポンプが故障したことがあるそうで、
現在その水位を下回っていますが、
ポンプは稼働し、
原子炉の冷却できているとのことです。
また、IAEAによれば、
水位が11メートルまで下がっても
原子炉の冷却はできる可能性があるとの
コメントがありました。
今日は以上です。
ご視聴いただきありがとうございました。

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