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【ただ・・・】

わたしは、ただ・・・母親と手を繋いで
公園から家までの道のりを

「今日は何があったの?」

などのたわいもない会話をしながら歩いてみたかった。




わたしは、ただ・・・仕事で夜中過ぎに帰って来る母親が

「わ~~~凄い!!!家が綺麗に片付いてる」

と喜んでくれる笑顔が見たかった。


そして、わたしは、ただ・・・流石、わたしの娘とギュ~~~って、
抱きしけてもらいたかった。


これが和多志の幼い頃、叶わなかった夢。


大人になった今、もうその夢を叶えることは出来ない。
あの時、、、という思いだけが心に今も残っている。


人は愛を食う動物だって、言っていた母。
それをしてくれなかったじゃないかと心の中で思った和多志。

愛のカタチ
すれ違う氣持ち


やっぱり言葉って大事だって、今は思う。

あの時、言えなかった思い。
あの時、聞けなかった思い。


愛のかたちは、人それぞれ。


あなたは、あなたの愛を表現して生きていますか?


明日、生きている保証はない
後悔しない生き方


自分を生きる在り方


和多志は、ただ・・・
今は、ただただ優しくありたい。

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