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築古マンションは値下がりしにくい!?

一般的に築古マンションは価値が低く、値下がりしやすいと考えている方が多いのではないでしょうか?実際はどうなのでしょうか?
 下の図をみると新築マンションの資産価値は、引き渡し後から下がり続ける傾向にあります。この図は、近畿圏不動産流通機構のデータをもとに作成しており、大阪市内の築年数別の取引件数と築年数別の平均成約価格をグラフにしたものです。

2022年大阪市内築年数別平均価格と取引件数

大阪市内における築16~20年マンションの平均価格は3791万円ですが、築21~25年のマンションは2893万円と約1000万円値下がりしております。
築20年以上を超えると値下がり率が激しく、逆に築26年以上の物件は値下率が小さくなり、築31年以上になるとほぼ横ばいとなり、その後大きく値下がりすることは少なくなります。

マンション購入後に家族が増えた、転勤になった、子供が独立したなどライフスタイルがかわり売却することになった場合、例えば築10年程度のマンションを購入し、10年後に売却することになり売り出したとき、購入時より大幅に価格を下げないと売却できない可能性があります。

このデータを見る限りでは築25年を超えた物件を購入し、仮に10年後に売却する場合は、上記のケースよりは値下がり率が小さくなるのではないでしょうか。

不動産は個別性が強く一概にこのデータに当てはまるとは限りませんが、このグラフは大阪市内の実際の取引事例をもとに作成されておりますので、このようになる可能性は高いと考えられます。

一般的に築年数の古いマンションは資産価値が低く、値段が下がりやすいと考えている方も多いかと思いますが、マンションは鉄筋コンクリート造の頑丈な建物で、耐用年数も長いので、築20年を超えた中古マンションは狙い目かもしれません。

住まいナレッジでは、住宅購入時にマンションの修繕の履歴や設備の状況等をしっかりと調査しご説明させていただきます。
また魅力的なリフォームもご提案できますので、マンション購入の際は是非ご相談ください。


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