左手から学ぶ身体に備わっているレジリエンスの力。
こんばんは、すまです。
タイトルにも書いたレジリエンスということについて自分の身体の一部を通して染み染みと体験できたことを今日はシェアします。
ちなみに、初めてこの言葉を聞くよという方もいるかもしれませんので。
Google検索したらAIさんがまとめてくれたレジリエンスの概要は
となります。
精神保健福祉士の教科書でよく視点の代表例として登場するのは「ストレングス」でした。
今は分かりませんが、当時は「レジリエンス」については載ってなかったと思います。
すまがこの言葉を知ったのは仕事を始めてからでした。
心理教育のプログラムに関わるようになってから聞く機会が増えてきたような薄らした記憶が残ってます。
ゴムボールを指で押すと、ボールは窪みます。
通常のゴムボールであれば反発力が発揮され元の形に戻ります。
この反発して元に戻ろうとする力のことをレジリエンスという。
よくこうした例を通じて学びました。
これを健康の分野に当てはめてみると、人には元来、何か外からの刺激を受けてもそれを跳ね返す力があります。
先週末、低山を軽く登山してきたのですが、下山直後にすっ転んでしまい、手のひらの皮が見事に剥けてしまいました。
初期も撮影しておけばよかったと思ったのですが、それから数日。
特にここ2日での皮膚の回復が著しく、びっくりしています。
仕事をずっとしたので掌を見る機会も多いですし、ちょっとした動作の際に患部の感触などを感じていたので、変化が経過と共にはっきり分かりました。
2日前とは見た目でもはっきり新しい薄い皮が内側に向かって再生成されています。
このように傷を追っても、白血球を始めとした身体に備わってる機能によって止血し、患部をコーティングしたりして、数日かけて元の状態に戻ろうとします。
今回は割とベリっと剥けました。
最初は本当に皮下が剥き出しでした。
だから如実に回復がわかります。
この元に戻ろうとする力が十分に発揮されなかったり、その力を越えるような刺激を与えられると回復に時間がかかるようになったり、回復はしたけど元通りではない。
生活に支障はないけれど、少し跡が残るような形で修復が完了するというようなことがあります。
精神的な健康の中では、この本来ストレスがかかっても元に戻ろうとする力が様々な理由で発揮されなくなります。
あるいは100%発揮しても尚、跳ね返せないくらいのストレスがかかっている。
ゴムボームがそのくらいの強さで押されてるとしたら、破けてしまうかもしれません。
それが、精神的な不調(それが病気として区別される段階に至ってしまう)が生じている状態だと例えられます。
しかし、今日シェアしたいポイントは不調が生じてしまう方ではありません。
"人には本来跳ね返そうとする力が誰しも備わっている"
という方がポイントです。
精神的な不調に関してはそれを静養や誰かに話を聞いてもらって受け取ってもらうこと、お薬、こうやってメカニズムを学び新しい考え方を取り入れてみること...。
そうして跳ね返す力を取り戻していこうとする取り組みが治療だったりセルフケアだったりします。
今回の傷を、まじまじ観察することで、すまは自分の中のレジリエンスを再確認することができました。
こうやって傷を癒していく力が今ある程度発揮されていることを。
(今回は特に薬は使用していません。)
清潔を保つようにだけ心がけました。
(下山の1時間は泥もそのまま、垂れ流しでしたが..)
皆さんの中のレジリエンスを発見して、自分の身体が持ってる力を承認してあげてください。
色々なサポートはあります。
でも根底には自分にレジリエンスがあることを信じていて欲しいのです。
今回のお話は以上です。
今日もご覧いただきありがとうございました。
レジリエンスが発揮されるような素敵な良い週末をお過ごしください。
更に1日経った左手です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?