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座右の書~ワールドトリガー~

2024年10月4日

ジャンプSQ発売日。

そしてワールドトリガー最新話。

あまりにも刺さりすぎて日をまたいでも余韻が消えない。


僕が「好きな漫画は何?」
と聞かれたら

ハイキュー!名探偵コナン

そしてワールドトリガーをいつも挙げている。

コナンは年齢的にしょうがないが、

ハイキューとワールドトリガーは
連載開始当初から全て読んでいる。

そして、他の連載漫画が続々と最終話を迎えても
ワールドトリガーが月刊になっても

雑誌の発売日に必ず読むために

ハイキューを読むためだけにジャンプを

ワールドトリガーを読むためだけにジャンプSQを

ジャンププラスで毎号買っている。


さて、そんなワールドトリガーの最新話が

あまりにも人生の指針になりすぎるとして
Xでも話題になっている。

その辺のビジネス書よりも何倍も役に立つことが書かれている。

そしてそれらが全てグサグサと刺さりすぎてしまった。


ワールドトリガーとはどんな漫画か、を語りだしたら
noteの記事100個ぐらい書けそうなので

今回はワールドトリガーを知っている前提、
もしくは知らないままで読んでもらうことにする。



今話の学び


公式Xの告知用1ページ目。中身のスクショは勝手に載せるべきでない。

不運を受け入れる

どれだけ努力して
どれだけ才能を身に着けても

どうしようもない不運で失敗することもある。

環境が整っていてもなお失敗すれば
自分の実力が足りなかったのだと受け入れることができる。

いや、どれだけ環境が整っていても
人は誰かのせいにしてしまうものだ。

ならば、不運により失敗すれば

「とんだ災難だったね~」

と失敗を受け流し
自分を許してしまうだろう。

だが、ヒュースは違う。

「実力」とは、結果を残すこと。
つまり結果を残せなければ運がどうであれ実力がなかったということだ。
実際の場面では、見たこともない状況や
見るからに勝ち目のない状況に出くわすこともある。
それでもなお、理不尽や不運を嘆くのではなく
”最善に近づける”努力をすることが大事。

そう言っている。

どれだけ自分にストイックなんだ。

僕はこれまでどれだけ周りのせいにしてきただろう。

親、友達、仕事、あらゆるものに責任を押し付け
しかもそれを「運がなかった」と決めつけていた。

命のかかっている状況、
すなわち失敗が死を意味する中で
このようなことを言えるのであれば

自分はよほどのことがないと弱音を吐くべきでないなと
まず一つグサリと刺さったのである。

期限の大事さ

僕はこれまでの人生で
期限を決めたことはほとんどない。

受験や引退試合という強制的に決まっている期限でさえ
まぁここまでいけたら万々歳だし
最悪このレベルでもいいよね
ぐらいにしか思えてなかった。

社会人になって、仕事のノルマとは別に
資格試験だったり
キャリアの中で○歳までにどうなる
みたいなことに真剣に向き合ってこなかった。

ここ3か月でやっと勉強を始めて

TOEICやITパスポートを取得したが

ここの試験で絶対に取る!!

みたいな切迫感はなく

まぁダメだったら次受ければいっか

ぐらいにしか思えていなかった。


そう、この「次受ければいい」がボトルネックで
いつも期限を決めれないのである。

そして、なぜ期限を決めないといけないのかが
ずっと分かっていなかった。


それがこの話の中で分かったのだ。

期限を決めると
失敗を正しく認識できる
らしい。

人は失敗を認識して初めて成長する。
次に繋げることができる。

だが、期限を決めないと

いや、これは失敗ではなくこの次のための過程であって…

みたいな、認識の先送り、つまり言い訳をしてしまう。

また、期限があることであらゆる選択肢を考え、
その中から限られた選択肢だけに絞り
集中することができる。


例えば、いつか英語を喋れるようになれたらいいな~

ぐらいだと、
あの方法も良さそう、これもしてみようかな、
効果があるかどうかは個人差だからちょっと試してみようかな、
みたいな寄り道がいくらでもできてしまう。

確かにそうやって色んな選択肢を試すのもいいことだし
その中での発見にもつながることもある。

ただ、半年後にアメリカ支社に異動になった、とかであれば
それまでに何が何でも英語を仕事レベルで身につけなければならず
確実に効果が出るものだけを選定し、
毎日勉強するだろう。

期限を決めることは
言い訳をしないために必要不可欠なのだ。

期限を決めてこなかった僕は
2発目を食らった。グサリ

成功のための「何か」はあるのか

僕は読書が大好きである。

その中でもビジネス書をよく読む。

ただ、最近こう思い始めていた。

「仕事や勉強の”やり方”や、何を身に着ければいいか、みたいなことばかり探して
肝心のスキル習得や勉強そのものはほとんどしていないではないか」

今まで僕は何十冊ものハウツー本を読んできた。

記憶術、読書術、習慣形成、思考法などなど…

成功するための秘訣が何かあるのではないか、
どうすればいいのか

ばかりに目が向き、

努力そのものをほとんどしてこなかった。

成功者がやっている「何か」を探している間に
周りの人間は”ごく普通の鍛錬”を積んでいる。

これ完全に俺のことじゃねぇか…
貫通するぐらいの3発目を食らった。グサーッ

自己認識のギャップ

この分野ではこれだけ成功しているから
別のこの分野でも実力はこれぐらいだろう。

自分個人のスキルはこれぐらいだから
チーム戦でもこれぐらいのスキルは発揮できるだろう。

自分の実力を正確に把握できないと
正しい課題は見つからない。


僕は学生時代バスケ部に所属していた。

1対1では強いのに
いざ試合になると全然役に立たない、
むしろ足を引っ張りまくる選手がいた。

もちろん僕のことである。

正直に言うと1対1も大して強いわけではなく
チームの中では相対的に上位にいただけだ。

バスケはもちろんチームスポーツで
自分以外の人間もコート内にいる。

周りがこう動いた時に
自分はどう動くのが最善なのか

ということを上手く考えられず
試合ではよく足を引っ張っていた。
(引退してから気づいたアホだ)

自分はこれだけできると思っているのに
実は実力が伴っていない。

すると目の前に立ちはだかる壁の高さを
正しく認識できないのだ。


例えば数学の微分問題を解くとき
微分とは何かが分かっているが計算が苦手なのか
まず式とグラフの関係が分かっていないのか
そこで大きな違いが出る。

高1範囲までしっかり理解できている人が微分を学ぶとすんなり理解できるが
中学1年生に微分を教えても何が何だかさっぱりだろう。

するとどうなるか。

まず何から始めればいいのかが分からない。
xってなに?次数ってなに?何のために微分するの?

自分は高1レベルだと思っているのに
実際は中1レベルだから何が何だか分からない。

分かる人は自分とは違う特別な才能を持っているんだ。
じゃあそれって何だ?
「誰か教えて」

そう、この若村くんが前話で浮き彫りになった
自分で考えるよりも周りに答えを求める比率が高すぎる
という問題の原因がここで分かったのだ。

僕が読書ばかりしてるのはこれもあるのかもしれない。

今まで大した努力をしてこなかったから
社会人として何か頑張らなきゃと思っても
自分で行動に移すということができない。

だから読書をすることで常に周りに答えを求めている

そして自分で考えることはないから
いつまで経っても壁は高いままという
無限ループに陥っている。

またもグサグサと刺されながら
じゃあどうすればいいんだと
若村くん以上にヒュースに訊きたい気持ちで
涙目でページをめくった(スクロールした)

スモールステップ

やっと自分の知っている話になった。

あぁ、それなら知ってるわ、と思いつつ

実際にはやっていない自分が情けなくなった。

そしてその情けなさに追い打ちをかけるように
若村くんも情けなさに気づき
それを言語化してくれたのだ。

「自分が本物の無能だと分かるのが怖い」

段階を細かく分け、
愚直に努力してもなお失敗してしまったら
本当に自分が無能だと気づいてしまう。

だから、特別な才能がないから、運がないから
自分は上手くいかなくて
周りの成功者は、特別な才能や運がある。
それが何なのかを知りたいし
たとえそれを知ってもなお行動には移さない。

いわゆるセルフハンディキャップだ。

自分は馬鹿だからテストの点数が低いのではなく
勉強をしていないから低いのだ。
本気出して勉強したらいくらでも点数なんか取れるけどね。

という「俺勉強してないわ詐欺」もこの一種だ。


そうか、自分は才能もないくせに
一丁前にプライドだけ身に着けて
大した努力もせずに
もうすぐ30歳を迎えようとしているのか。

若村くんよりもひどい状況の自分に気づき
グサリと刺さるどころの話ではなく
旋空弧月でバッサリ斬られてしまった気分になった。

次話で

若村くんがこれらの言葉を受け
夜に深く考え込む描写で今回は終わった。

次、若村くんがどう考え
今後どのような行動をとるのかが分かるだろう。

それまで約1か月(もしかしたら2か月)あるので
僕は自分自身の答えを出し
行動に移していかないといけない。

ヒュースがボッコボコにしてくれたおかげで
くだらないプライドもあっけなく崩れ落ちた

僕はごく普通の鍛錬を
愚直に積み重ねていくだけだ。

さぁ、このnote記事を投稿したら
早速勉強だ!

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