ポートフォリオはCDアルバムと思うべし!
脚本家・壽倉雅(すくら・みやび)でございます。
我々クリエイターというものは、時に営業ツールとして『ポートフォリオ』を見せる場があります。
『ポートフォリオ』は言わずもがな、『作品集』のことでこれまで自分がどんな作品に携わったのかをまとめています。
今日は、そんなポートフォリオのお話をしたいと思います。
ポートフォリオは個性が問われる
ひと言に『作品集』と言っても、ポートフォリオにもいろいろあります。
デザインデータをプリンターで印刷をしたものを、市販のファイルに入れてまとめるものもあれば、データを印刷会社に入稿してパンフレットのような形でまとめるものもあります。
単純に作品をまとめるだけならば、ファイル整理だけで問題ないと思いますが、より個性を出して相手に印象を残すのであれば、コストはかかっても印刷会社に発注した方がクオリティとしては良いものができると言えます。
今回のメインタイトルにもあるように、ポートフォリオは「CDアルバム」と思ってみてください。
たくさんのアルバムが並んでる中で、ひとつ目にひくものがあったら、それは作ったもの勝ちになります。十人十色のデザインアルバムがある中で、一番目立ったものは、やはり個性が良い意味で醸し出されているのでしょう。
内容の構成も、しっかりと考える
表紙裏表紙は当然ながら、作品をまとめる順番も大事になってきます。
例えばデザイナーさんだったら、一番規模の大きいものやインパクトのあるものを最初に持ってくるでしょう。いくらデッサンが上手いからといって、石膏像のデッサンを最初に持ってくるのは、ナンセンスだと思います。
再び「CDアルバム」と思って考えてみましょう。
アルバムの1曲目は、J-POPの場合、アルバム用に制作されたメイン楽曲から始まるものが多いと思います。
ポートフォリオも、まさにあの状態と同じ構成にすることが大切です。
ファイルを開いて、最初に載ってる作品はやはりメジャーなものや規模の大きなもの、インパクトのあるものを持ってくるのが良いでしょう。
後の構成も、CDアルバムと同じようにアルバム用楽曲の合間にシングル曲を入れるのと同じように、俗にいう『セットリスト』が大事になってきます。
余談ですが、以前雑誌編集をしている方から、週刊誌などページ数が多いものが、どうしてカラーページとモノクロページを混合している理由として「目を休ませるためだ」と教えていただきました。
「なるほど!」と思いましたが、あれもある意味では人間の目のことを考えた構成となっているわけです。
ポートフォリオは、自分の作品をまとめると同時に、自分の実績を相手にアピールするための大事な宣伝営業ツールです。
資料をただ印刷するのではなく、それなりに時間をかけて、こだわりをもって、凝ったものをぜひ制作しましょう。
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