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ベビーリーフの話。再改2(閲覧注意)

前回再開したベビーリーフの話。の続き。

結論から言おう。



成功しました。
それっぽくなったから収穫して食べました。
ちょっと苦かったのは多分成長し過ぎてたからかもしれない。
でもちゃんとベビーリーフの味がしました。感動。


この後の文章は結論だけ読んで満足した人は読まなくてもいい。
なんなら虫の話と写真もあるから閲覧注意。

種まきしたのが10月の終わりくらいの時期で、一旦発芽までは成功させた。

いつもここまでは成功する。
でも暑すぎたり、デカい飛蝗に食われたり、虫よけネットが日光を遮ったりして光合成不足だったり……色んな原因があって収穫する段階までは育たなかった。

今回(というか前回の記録でも書いたが)は肥料を導入して、ネットの設置をやめて、本当に自然に任せて育てる事にした。
で、結果がこれです。

夜撮ったので分かりにくいと思うが、明らかに育っている。

今年は残暑が厳しくて、いつまでもネットリと暖かい日が続いた事もあり、更には程よく雨も降ったりして……

雑草みたいにのびのびと育ちました。
やっぱりド素人がアレコレ手を焼くのは良くないね。
自然は人間がいなくても単独で生きていけるのだ……。

まあそういうのは置いといて「こりゃあそろそろ食べ頃なのでは……?」ということで、週末に収穫する事を決めた。
待ちに待った収穫の日。
それはカラリとよく晴れた土曜の朝だった。

収穫直前の様子。

ウキウキしながら剪定鋏とザルを持ってベビーリーフの前にしゃがみこむ自分。
逸る気持ちを抑えて慎重にベビーリーフを収穫していく。
その姿はさながら雪の下に埋まるニンニクを探す農家の人のよう――
根っこの部分を残しておけば再び成長すると言っていたし、その後2,3回は収穫出来るという情報があったからだ。

チョキチョキしながら、自然に感謝しながら、ベビーリーフを摘み取っていく。

ん?


あれ?

なんか今、ポロっと丸い緑みたいなやつが落ちt











いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぎやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


一度土に落ちた後、健気に這い上がるソムリエ。

出た。緑のウネウネしたやつ(以下野菜ソムリエ)。

もう吃驚して心肺停止するかと思った。
確かに最近「なんか食べられてる……?」みたいな痕があったのは気付いていた。
でも前回の飛蝗みたいな、飛来してくる系の虫の仕業と思ってた。
でも違った。
野菜ソムリエが必死にベビーリーフを食べていた。
ベビーリーフって虫が付きにくい植物って聞いていたので油断していた。
去年はあれほど「次育てる時は農薬買うか……」みたいな事言っていたのに……。忘れてた。
きっと程よいタイミングで蝶々が卵産み付けてたんだ……。

しかし人間にはどうする事も出来ない。
この脅威に人間は為す術がない……(触れない

野菜ソムリエは一度土に落ちたが「???」みたいな顔をして再び何食わぬ顔で自分がいた葉っぱの茎に再び登って行った。
よくよく見ると、他の葉っぱの根本のところに大量の糞が落ちている。
お前そんな小さい体なのにめちゃめちゃ食うな……。

仕方ないので、野菜ソムリエから離れた場所で成長していたベビーリーフのみを収穫した。

恐らく野菜ソムリエはこのまま冬までに残ったベビーリーフを食べつくして蛹になるのだろう。
人間はどうする事も出来ないので「人間が収穫した後の残りで良ければどうぞ」のスタンスで見守る事にした。
冬になって、蛹になって、春になったら可愛い蝶々になってほしい。
こういった類の生き物は大嫌いだが、殲滅したいとは思っていない。どちらかというと殲滅しないといけないのは我々人間の方だからだ。

というわけで、ベビーリーフの話。再改は前後編で完結という事になる。
三回目にしてようやく成功したのが嬉しい。

種はまだ残っているのでまた育てたいのだが、何度も同じ土で同じ植物を育てると植物自体が育ちにくくなってしまうという話なので、次挑戦するとすれば、実のなる植物になるのだろうか。
最初はジャガイモ(根菜)次にベビーリーフ(葉物)その次は……トマトやナス、キュウリといったものを育てると良いという話を見聞きした事がある。
しかし……トマトはアブラムシとかのイメージが……縦に伸びるタイプなので支柱も揃えないと……。
ん-迷う。

とりあえず、今植わっている葉はモリモリ食べて成長中の野菜ソムリエにあげよう。

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