5週目。味噌汁味噌汁。
味噌汁と関連深い戦国武将がいるらしい。
普段からポッドキャストをよく聞くので、気になって料理と関係のあるポッドキャストを調べていた。休日の昼下がり、電車の中。
「食べ物」、「料理」。土井善晴さんのような自分でも名前を知っている方から、タイトルは面白そうだが、数回で更新されていないものまで。色々。
何を聞いてみようかなとそれぞれのエピソードを見てまわる。
できればポッドキャストを初回のエピソードから順に聞きたいなと思っていたところ、#1に「地味に凄いやつ!味噌汁!」を見つける。たべものラジオ。味噌汁は3週目に作ったし、今週のテーマは調味料。これかな〜と思っていると、#4のタイトルが「有名武将3人が味噌汁を広めた理由」。これが決め手で、早速聞き始めた。
なるほど味噌汁とお米の組み合わせがいかに栄養価が高いという話や、八丁味噌、信州味噌、仙台味噌、それぞれの地域の武将たちが文字通り生き残りをかけて味噌を活用したか。
改めて思うと、食材を切って煮て、発酵食品である味噌を入れれば味噌汁になる。しかも栄養がとれる。確かにこれは重宝する。当たり前すぎる味噌汁の凄さ。
自炊者本の5週目は調味料の話。章の最後は自宅の調味料に意識を向けて、必要と思ったら一つ新しい調味料を買って試すことの勧め。
初めて料理を作るものが書かれていない週で、少し肩透かしをくらった感じと、小休憩を促されている感じ。ここいらで1週自由にしませんかという、粋な提案にも思われる。
はやくはやくと進んだらいいものでもないんだろう。
買いたいものは決められず、一旦は様子見。そのかわりではないが、徐々にお味噌汁を普段の生活の中で試すようになる。
引き出ものでもらっていてそのままになっていた出汁パックを使ってしまいたかっただけかもしれないが。
豆腐とえのき、わかめと玉ねぎ。小さい時から親しんでいる組み合わせ。徐々にだが水も、味噌も、具材も、分量に慣れてきた気がする。
冷蔵庫にある食材を受け入れてくれる、味噌の度量の広さ。
戦国時代の人たちは、味噌汁をどう思っていたのだろうか。栄養補給と考えていたのか、美味しいと思っていたのか。食材の組み合わせを楽しんだりしていたんだろうか。
5週目の章を読んだ翌週になってしまったが、味噌を買うことにした。本に出てきた、鹿児島の麦味噌。
届く楽しみができた。そのうち自分でも手前味噌を作ってみたい。