オスグッド・シュラッター病
概要
膝は大腿骨、膝蓋骨(お皿)、脛骨という3つの骨で構成されています。
膝を伸ばす筋肉である大腿四頭筋はももの前を通り膝蓋骨を包んで脛骨の軟骨部分に付着します。
大腿四頭筋の繰り返される過度の収縮や膝の曲げ伸ばしにより脛骨の軟骨部分が引き剥がされる様になり、その部分の痛みと隆起(でっぱり)が特徴的なスポーツ障害です。
原因
成長期の子供で筋肉が強くなってきたり、運動の強度が強くなった時に、身体の柔軟性も関与して症状が出てきます。
好発
10〜15歳位のサッカー、バスケットボール、ジャンプ系の競技をしている男子に多い。
セルフチェック
大腿四頭筋の脛骨付着部(膝のお皿の下から2〜3センチ下)が押すと痛い、そこが出っ張ってきているとオスグッドを疑います。
治療
オスグッドは脛骨の軟骨部分が引き剥がされる事により剥離骨折のような病態です。
病院ではレントゲンを撮り進行の程度を確認して湿布の処方をするくらいです。
当院では症状に合わせてスポーツの中止や安静を適宜指導し、超音波治療器にて炎症を抑え、関連する筋肉のマッサージやストレッチ、全身調整をして再発の予防も考えながら治療します。
症状が強い場合はオスグッド用のサポーターもご用意しています。
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