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Photo by
lisa500ml
出会いと偶然
最強のチームメンバーの集め方は「偶然」
気のおけない女友達がいる。
大学生のときにサークルで知り合った仲で、20年来の付き合いになる。会うときは3人だ。
職業。学校の先生と、研究職と、ライター。
先日、そのうちのひとりが栄転となり、お祝いしようと集まった。
私たちは女子大の出身である。母校の話に花が咲いた。しかし変だ。お互い、なぜか最新の情報に詳しいのだ。
「〇〇大学のニュースを見て、心配になって母校のサイトを見ちゃったんだよね」
「私もそう!」
〇〇大学とは、先日学生の募集停止を発表した女子大のことだ。
同じ女子大。どうなるかはわからない。
サークルのTwitterアカウントを見ると、20年前の自分たちと同じような(というのは言いすぎだけど)雰囲気の女の子たちが、演奏している。
変わらないなぁ。
私たちは、バンドサークルだった。
ドラム、ギター、ベース。
春ではなく、中途半端な秋ごろに私は入部した。
ドラムを叩いていた彼女に誘われたのだけど、どうして誘われるような間柄になっていたのかは、お互いにちっとも思い出せなかった。
ギターの彼女は、1つ年下で、いま、うちの子にギターを貸してくれている。
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