リーダーに求められるもの
自分が今すぐリーダーになる予定はないけど、今後はその可能性があるし、上司との関係性でも参考になるかと思って買った本。
はじめに
今回の書籍はこちら。
「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方(岩田 松雄著 サンマーク出版)
結構有名な本で、YouTubeでも紹介されたことのあるので知っている人も多いのではないだろうか。
今後リーダーになるかもしれない。部下の観点から読んでみた。
現在リーダーでなくても(今後なることがなかったとしても)仕事の仕方、考え方において参考になるのではないかと思った。
タイトルにも書かれているとおり、著者の考え方が51個掲載されている。
流石に51全ては多いなと思うので、ここで記載するのは、僕がもっとも共感した、心に刺さった10個につて書きたいと思う。
結論
先に結論から、僕が読んで理解したのは、リーダーに求められるのは仕事上のスキルよりも「優れた人間力」これが一番大切なのだということ。
優れた人間力がななぜ必要なのか。どのように培っていくのかについては後ほど。
人を動かすより、まず自分を動かせ
部下についていきていと思わせるには、自分からまず行動する必要がある。「率先垂範」とも言うらしい。
上司やリーダーと言うと、部下に指示をして動いてもらう。どちらかと言うと、指示を出して、管理やチェックを行う立場にあるのかと思っていた。
実際間違ってはいないと思うけど、人を動かしたい時には、自分から動かなければ、部下はついてこない。
日々の言動が信頼関係を作る
リーダーの態度、言動そのものが部下には何らかのメッセージになる。部下は思っている以上に上司のことをよく見ている。
確かに、自分も朝会社へ行った時、先輩や上司の機嫌については、いち早く察知する。そうしないと、自分に返ってくるから。自分を守るために必要なことなんだと思う。
態度や言動に違和感や恐怖を感じると、仕事にも支障が出る。ひどい場合だと信頼感がなくなり、仕事のモチベーションが下がったり、職場を去らなければならなかったり…。
日々の言動、仕事ぶりそのものがコミュニケーションになるので、気をつけなければならない。
「to do good」よりも「to be good」になりなさい
リーダーにするには、仕事ができて、性格の良い人はもちろんのことだが、ここで大切なのは、仕事はできるが、性格はイマイチ。仕事ができていればよく、人間力が低い人をリーダーにしてはいけない。逆に、仕事はイマイチだが、性格が良い人間は伸びしろがあるため、リーダーに向いているとのこと。
下のマトリクスのようになる。
組織というものは、上に行けば行くほど「人間力」が求められる。仕事のスキルを高めてもいずれは限界が来てしまう。なので、人間力(徳を高める)を磨かなければならない。
いつでも「何とかなる」という感覚を持つ
世の中、若手だった頃の僕もそうだが、今勤めている会社を辞めるなんてもったいない。この会社にいなければ、自分はおしまいだと思っていた。
しかし、いろんな人の意見を聞いたり、転職活動してみて確かに、絶対に今の会社でなければならないことはない。
辞めたら、直後は必ず後悔すると思う。だが、それは一時であって、地道に努力を続けていれば報われる時がくるものかもしれない。
リーダーは、逃げてはいけない
これは少し心に刺さりましたね。僕も困難に直面した時、よく逃げる判断をしてしまう。日常生活でもそうだ。少し辛いと辞めてしまったり、回避しようと考えてしまったり。真正面からぶつかるのが怖いとよく思ってしまう。
仕方のないことかもしれないが、仕事では逃げないようにしたい。
今考えると、仕事では逃げの判断をすることが多かったかもしれない。僕だけでなく、僕の周りにもたくさんいる。
逃げてしまうと、この本にも書かれていることだが、「信用」を失ってしまう。
今後は、迷った時、「自分は逃げようとしていないか」一度立ち止まって考えるようにしたい。心が壊れない程度にね。
怒られても恨まれても「リーダーは恨みに任ずる覚悟が必要」だそう。
行動力は、徹底的な自己管理から
行動するには僕の間が何だけど、「体力」が必要だと思っている。歳を重なるごとにそう思うようになる。
この本でも、「睡眠」「運動」を掲げている。
睡眠・生活リズムは健康の大前提で、仕事のパフォーマンスに直結する。僕は、大体10時30分にはベッドに入るようにしている。遅くとも、11時には寝ようとする。
そのためには徹底的なタイムマネジメントが必要になってくる。残業はしない、いきたくない飲み会には行かない等。
あとは、運動。健康のためということもあるけど、体を動かしていると考えごとしなくなるから「脳を休める」ことができる。
経営者は運動する習慣がある人が多いみたい。確かに、何かに没頭して忘れる時間が必要なんだろうね。
優れたリーダーは、優れた人間力を持っている
自分は常に「未完」であると認識し、努力し続ける必要がある。伸び続ける人の特徴には「謙虚さ」があるそう。
僕の身の回りでも、すごいなって思う人は皆、謙虚で、自分語りをしない。これって、「人間力」が高いんだよね。
あと、「二面性」のある人間は、その二面性を目撃してしまった瞬間に信頼を失ってしまう。
そうだよね。誰に対しても真摯に向き合う。この姿勢が大切。
「人間力」が疑われるようなことをしてはいけない
人間力が疑われる行為…それは、他人の悪口と自慢話。
これ全くしない人っていないと思うんだよね。ということは、人間の習性としてやってしまうことなんだろう。僕もやってしまったことは何度もある。反省…。
方や、上司が他人の悪口を言っている。二面性がある。過去の自慢話をしてくる。こんなんだと、ついていこうとは思わない。
悪口を言うということは、僕のことも他で悪く言っているのではないかと疑ってしまい、信用できなくなる。
当たり前のことだがついやってしまいがちな行為。改めなくては。
リーダー・上司になった時に「権力」を手にする。そうした時に「人間力」が試されるという。権力を手にした時、責任も大きくなる。
そこに気づいて、自分を律すること、立場の弱い人に目を向けられるかによって良いリーダーになれるか分かれ道だと思う。
徳を高めていく意識を持つ
成功とは、昇進すること?お金持ちになること?社会的地位を高めること?
ここでは、成功を目標とすのではなく、人間的な成長を目指すべきということだった。
多分、人間力を高める(徳を積む考え)ことで、昇進や金銭面でも恵まれてくるそいったことを言いたいのだと思う。
僕もその考えで、最初からお金持ちになろうとか考えず、人間力を磨いて、結果的に収入や立場を上げていきたいと思う。
毎日が自分を磨ける場だと知る
日々の行動に「人間力」が出ると言う。毎日の挨拶、何かしてもらった時のお礼そう言った小さな習慣、小さな気配り。そう言ったことが、結構人に見られている。
僕も挨拶や、お礼については意識的に言葉にするようにしている。
小さいことだが、そう言ったことで、人間力を高めていくことができる。
小さなことからコツコツと努力し、自らを磨き続けなければならない。
スキルを身につけても、いずれは限界が来るが、人間力には限界がない。
いつまでも自分を磨き続けていく謙虚な姿勢これが、リーダーに求められるものだと感じた。
長々とここまで読んでいただきありがとうございます。
それではまた👋
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