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くらいあさは動けない(副反応で)

昨日は一日中、例のブツの副反応で発熱、頭痛、全身のだるさのトリプルパンチでなにもできずただひたすらベッドの上をゴロゴロと転がるばかり。

今自分が暑いか寒いかわからず、体温も37.5前後をうろちょろとしていた。

数年前、仕事が忙しいにも関わらずPerfumeにはまってしまい連日夜中まで動画を見すぎて、副鼻腔炎と中耳炎になり人生で初めて耳鼻科のお世話になったことがある。

その、次ぐらいに今回は辛かった。

(何なら今日も不調のまま一日が過ぎていった)

全身がだるいせいで、起き上がってピアノを弾くなんてもってのほか。 

スマホの画面を見ると気分が悪い。
活字も集中して読めない。

漫画でも読もう。
そうだ、時間だけはたっぷりあるから、大好きなジョジョ4部を読み返そう。
(4部は大好きだが、5部以降は全くわからないにわかである)

3部が世界中を旅しながら戦っていたのに対して、4部はなんと杜王町というある町の中だけで完結している。
冒険というよりも、日々の暮らしのなかにするりと不思議な出来事が混ざり混んでくるのだ。
ネタバレになるので詳しくは書きたくないが、ジョジョ特有の「スタンド」という能力を持っているにも関わらず全く戦わないというキャラクターが出てくるところも面白い。

マイペースな主人公の仗助、ちょっと変わっている杜王町の人々、作中の立場では「敵」である人たちまで、すべてひっくるめて私は4部が好きだ。

もちろん1~3部も面白いけれど、4部にはとある強烈なキャラクターが出てくる。

それが冒頭の「岸辺露伴」である。

ジョジョを知らなくても、露伴先生は知っているという人もいるのではないだろうか。
(漫画家であるのと、尊敬の意を込めて、多くのファンは露伴先生と呼ぶ)

とても人気のあるキャラクターで、荒木先生ご自身も気に入っているせいかスピンオフ作品が多い。
『岸辺露伴 グッチへ行く』『岸辺露伴 ルーブルへ行く』のような、絵画のような作品もあるので漫画を日頃読まない人でも目にしたことはあるかもしれない。
昨年は、高橋一生で実写ドラマ化されたことも話題となっていた。
(こちらの実写も期待を裏切らない良い露伴先生だった)

超大人気キャラなのだが、最初に彼を見たとき、なんだこの変な髪型の人は、と恐らく99%の人は思うだろう。

私も初見では、ろはんってそれは幸田露伴から来たのか…?クセの強い人だなー(ジョジョはだいたいみんなクセあるけれど)と思っていた。

ところが読み進めていくうちに、ちょっと色々とおかしいところはあるけれど凄く己の信念を貫いている…好き…!となってしまうのだ。

有名な「だが断る」のシーンのころにはすっかりファンになっており、気づいたら露伴先生と呼んでいた。

今回読み返して、やっぱり露伴先生好きだなぁ…と思い『ルーブル No.9』という展示の図録まで引っ張り出した。この展示では『岸辺露伴 ルーブルへ行く』の原画が見れたのだ。

入り口の展示、かっこよい


会場でしか見られない動画では、荒木先生が実際にルーブルの普段は見られないような裏側を見学する様子も流れておりかなり貴重映像だった。

ルーブル美術館にまつわる漫画がたくさん見れた

今日のnoteでは4部を読んだことのない人にとっては、露伴先生がなんでそれほど人気なのかは全く伝わっていないだろう。
己の信念を貫いているキャラクターなんて世の中にわんさかいる。しかし、彼の持つ魅力というのはちょっと違うのだ。

明日は、露伴先生のことを書きたいだけ書こうと思う。



くらいのパトロンになりたいという奇特な方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。その際には気合いで一日に二回更新します。