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予習と復習について
ある親子から相談を受けました。成績の良い人たちは塾に行って授業の範囲を予習している。学校の授業は復習のようなもので、テストの点数がいつも良い。その場合、子供を塾に行かせた方がいいか?
予習と復習については、昔からずっと相談を受けます。僕の家庭教師経験からすると、一時的に学校内での成績を上げるには予習中心で、塾で先取りするのは有効だと思いますし、実際に成績も上がります。一方で、復習中心だとどうしても出遅れるので、授業の小テストでは良い点数はなかなか取りにくいし、一生懸命授業を聞く必要が出てきます。でも、定期テストではきちんと復習できていれば、悪い成績になることはありません。これは単純に身に付いていてるかどうかの問題です。
受験全体から見たらどうかというと、僕としては復習型をお勧めしています。そもそも、僕は塾にほとんど行かずに受験勉強していました。そうすると、一人で予習をして、未知の分野の知識を身に付けるというのは何時間もかかるし、理解する労力も大きくなります。そして、授業中に問題をたくさんこなすことはできないので、結局また復習が必要になります。復習型の場合は、授業をきちんと聞いていれば内容が理解できますので、復習にかかる時間は予習の半分以下です。さらに、授業が復習だと内職扱いされてしまう自分の好きな問題集を解いたりする時間も追加できます。3年間という限られた時間の中で一定の学力に持って行かないといけない受験生にとっては、時間や労力から考えて復習型の方が効率が良いと言えます。
塾に行っている人がテストの成績が良いのは、予習型だから、復習型だからということではなくて、単純に勉強時間が多い、問題を解いている量が多い、特別なコツを習っている。などなど、別の要因であることが多いです。
ただし、学校の成績が良くても受験に失敗する人は一定数います。彼ら彼女らは定期テストの対策に最適化されすぎていて、受験校のテストに最適化されていないことが大きな原因と考えられます。定期テストについての考え方は、簡単に言うと、成績が良いことが必ずしも受験の成功にはつながらないということです。これは次の記事で書きたいと思います。
おわり
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