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【244文字だけ有料】ライターが単価を上げるためにAIに手伝ってもらえることを考えてみた。
平成ライターと令和ライターの違い
以前、知り合いのイラストレーターさんから頼まれて、ライターになったばかりの人の相談にのったことがある。
なんでも、
「クラウド型のマッチングサイトで案件を取れるようになったものの、家賃が払えるか払えないか・・・のレベルなので、ライター稼業で何年もやっている人の話を聞きたい」と。
私だって最初の頃は、
「みのり伝説」(たぶん、若い人は知らない)を読みながら、ここまで酷いセクハラはないし、お風呂入れるし、大丈夫大丈夫・・・
と自分に言い聞かせて歯をくいしばっていた。
そこから、営業に回って、少しずつ仕事を増やしていった話をすればいいかなと思っていたけど、彼女の状況を少し聞いただけで、世の中が大きく変わってしまったことに気づいた。
クラウドって・・・クリエイターを買い叩く場所やな。
クライアントに会うこともなく、交通費を使うこともなく、全国いや全世界に営業をかけられるマッチングサイトは、すごく便利だ。おそらく、業界経験のないクリエイターにとって、参入障壁を下げてくれる神様みたいな存在に違いない。
ただ、
だからこそ、
「ライバルの数」もすごい勢いで増えている。
壁が低いというのは、そういうことだ。
私がライターになった頃は、アナログで営業に行けば、会ってもらえる程度の競争率だった。もちろん、高い壁・厚い壁を突破する作戦を自分なりに考えたけど(その詳細は、また別のポストで)、面接までいけばテストを兼ねた発注はもらえた。当時は、原稿料安いなーと思っていたけど、クラウドに比べたら超高額案件だったかもしれない。それが、平成の話。
どこの市場で自分を売るか?を考え直す
それで考えた。
令和のいま、何から始めたら状況を変えられるだろうか?
ひとまず
「1文字いくら」というマーケットには、身を置かないほうがよさそう。
私も文字単価の仕事はする。が、最小単位は「400文字」だ。原稿用紙を使っていた時代の名残りである。
「オールドメディア」ガー!
と叩かれがちな今日このごろ・・・とはいえ、紙雑誌の世界は「ページ単価」か「案件単価」の契約が一般的。
だから、”銭”という単位は話に出てこない。
そして、2ページくらいの記事をするっとかければ、継続受注しやすくなる。競争率もぐっと下がる。
この「2ページするっと・・・」ができないって?
私も最初は(自分では長い文を書けると思っていたけれど、仕事はもらえなかったので)200文字くらいの案件からスタートした。
いま、1文字何銭の世界にいる人も、たぶんSNS投稿用の100~200文字くらいの短文を、いやになるほど大量に書いているのではないかと推測する。
それを10本書き続けるよりも、2000文字を1本書けるようにしたほうが、高く売れる可能性が増す。
トーストを10枚売るよりも、
トースト5枚に具を挟んでサンドイッチ1つにしたほうがいい みたいな感じ。そして、文章のつくり方も、まさにその要領である。
パーツで200文字ずつ書けるなら、
骨組み(構成)を決めて、媒体や読者に合わせた補足情報を、味付けに使えば2000文字になるだろう。
欲を言えば、それで5000文字くらいまで書けるようになってしまえば、今度はそれをパーツにして、書籍1冊を書ききれるようになる。
当然、それができるライターのほうが、信頼度が高く、ギャラもいい。
#クラウドワークス
#ランサーズ
#単価アップ
#ブックライター
おまたせしました。AIの使い方のアイデアです。
はやくしろよ、聞きたいとは、そんな話じゃない!
という皆さま。
お待たせいたしました。最近私が、何にAIを使っているか、ね。
実は、「執筆」そのものには使っていない。
まだまだ、クライアントによっては「AI禁止」のところが多いし、何も言われていなくても、世に出回る前のインタビュー内容を、AIの学習ネタとして吸い取られるのは困る。そのくらいの倫理観は、私もってるんで。
だから使うのは、
さっきの話の「骨組み」や「サンドイッチの具材と味付け」
のところだけ。
はい、結論を急いで目次から飛んできた皆さん、ちょっとだけ前に戻って何の話か確認してね。
#AI活用
#chatGPT
#gemni
#notebookLM
#perplexity
私は発注を受けたらすぐに、記事のテーマと取材先の会社や店舗、人物について、chatGPTやGeminiで調べる(前はGoogleでやってた)。
有名人の場合はperplexityがいい感じにプロフィールや実績を整理してくれるので、併用する。
まえもって、インタビューや記事の「骨組み」を決めておくのだ。
とくに、自分があまり詳しくない分野の場合、けっこう下調べに時間をとられていたが、いまはあっという間に終わる。
次。
一番お世話になっているのが、notebookLMだ。
検索で出てきた資料を、ソースを追加でバンバンいれる。
すべてを読み込んでまとめてもらうときもあれば、ひとまず政府が発表しているものだけを指定して流れを理解したあと、特定の地域や企業の具体なニュースを選び直して関連を理解する みたいなときもある。
めっちゃ賢いアシスタントを雇った気分♬
長文ライターの市場に出ましょう。
ということで、長文がサクサク書けるようになったら、
「家賃が払えそう」な心持ちになれるでしょう。
ただし・・・
#クリエイターエコノミー
#有料記事書いてみた
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