ヤングケアラー時代に思っていたことの絵を描いた話
以前、YouTubeでヤングケアラー時代に思っていたことの絵の説明をしたことがあって、今日はまた別の落書きの説明を書きます。
① 優しさにつつまれて 窒息死
全然構図が決まらなくてとりあえず2枚書いた。(ボツは他のSNSに載せてみた)
周囲の人が優しくしてくれたり、気を遣ってくれたりすると、それがかえって重荷になってしまうというか、いろんな人がいろんな方向から優しくしてくれると、だんだん囲い込まれて、どの方向にも逃げられなくなって、身動きがとれなくなって、顔も上げられなくなってきて、呼吸も苦しくなる・・・みたいな絵。
例えば、「家族のケアをして偉いね」って言われたりとか、「あなたはしっかりしてるから家族も安心だね」って言われたりとかしたら、例えケアでつらいこととかあったとしても、言えなくなってしまう。
ケアを頑張ってきたのに、「あなたがやらなくてもいいんじゃない」と言われてしまうと、自分がやってきたことが間違ってたことなのかと思ってしまう。
ストレスはすごく重いものに押しつぶされるイメージだけど、フワフワした優しさでも囲い込まれると動けないものになってしまう。
というか、逃げさせないために優しくしてくるんじゃないか?と思ってしまうこともある。例えば私のお父さんは、私の身の回りのお金を全て払ってくれている。その優しさで私を動けなくさせて、母のケアをさせようとしているんじゃないかって思うことがある。母のケアがある分、確かに同年代の好きに遊び回れる人とは勝手が違うのかもしれないけど、その慰謝料を払われたら、私だってケアしないわけにいかなくなる。
② 灰色の私が生きてていい世界はない
白い世界 と 黒い世界
灰色の私はどちらの世界に住むこともできない
灰色の私には生きていていい場所がない
どんな世界でも生きづらいな・・・みたいな。
元になったのは中学の頃の自画像だと思う(中学の頃の方が絵上手説)
このころも、どんな風に生きればいいのかって思ってて、白の世界と黒の世界の間で戸惑っていたんだけど、大学の時に、駅のホームで電車待ってたときに、ふと「あ、灰色の私には存在してもいい世界はないんだ」と思ってしまった。
ヤングケアラー時代に、自分が思っていることをどうやって表現したり、伝えたりしたらいいのか悩んでいて、今も絵とか、文章とか、話すこととかいろいろ模索してるけど、何が一番向いているんだろう・・・何でも、やっているうちに少しは上手になるはずと思ってはいるので、とりあえず継続してみます。