老人ホームに父を入れた日、父は「帰りたい」と言った
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いよいよ迫る若年性アルツハイマー型認知症の父親の施設入所。生活を破綻させないために早く入所させなくてはと焦る一方で、父と暮らさなくなる日が近づくごとに寂しさが募ります。今までの普通が普通でなくなってしまう。そんな相反する思いも抱えつつ、施設入所の日を迎えます。
(https://cakes.mu/posts/31529 冒頭文より )
今までの普通が普通でなくなってしまうこと。それが一番怖かったし、実際今もそれが怖いと思っている。
新しい施設に父は慣れてくれるだろうか。そんな不安の一方で、父が家からいなくなるという最大のイレギュラーに、対応しなければいけないのは私の方でもあったのだ。
ところで
先日『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』という映画を見た。若草物語を原作とした映画だが、これがもう私にはずっとぐっときてしまった。
まず、舞台が、私が小学生の頃住んでいたマサチューセッツ州が舞台だった、それだけでも心がうずいて、ああきっと母なら覚えているであろう話を今聞きたい、一緒にこの映画をみたいなという気持ちでいっぱいになった。
そして主人公ジョーの、とにかく美して幸せだった少女時代の思い出と、その数年後の自分が直面する世界とのギャップ。幸せな世界の根強い記憶の中に生きたいジョーの気持ちが、私には一番グッときてしまった。今更ながら原作を読み返して、またウッとなっている。この映画を一緒にみた友人は妹がいて、私は兄弟のみで姉妹を知らない。するとまた感想や視点が全く違っていて、それも面白かった。この映画についての記事は別に書く。書くぞ。
ひとまずはcakes記事、よろしくおねがいします。
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