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水曜ノッツ/チェコの本とカルチャーを語る会

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チェコを共通点として集まった3人が、チェコの本とカルチャーなどについて語るマガジンです。コロナ禍に毎週水曜22時よりインスタライブにて「水曜ノッツ」配信していました。
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2020年5月の記事一覧

【水曜ノッツ】チェコにまつわるおすすめ本まとめ

さてさて。 毎週水曜22時からインスタライブ でお届けしている【水曜ノッツ】。 チェコ人だけ…

チェコのSFと今の東京と。

チェコのSFで最も有名な作品といえば、カレル・チャペックの『ロボット(R.U.R)』だろう。人…

たりん
4年前
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ZAHRADA -ふしぎな庭- は続いている

「なんだ,石の小人だよ。こわくなんかないや」 そのときとつぜん、「アウウウー」といううなり…

パツォウスカーの仕掛け絵本の世界へ

X「あなたがピラミッドのピエロさん!」 白い紙の町にピンクの髪の女の子が住んでいます。色…

チェコにあった強制収容所の話

5/20(水)22時よりインスタライブ 『水曜ノッツ』あります。 私は、こちらの本をご紹介予定…

【水曜ノッツ】とは?

チェコを愛する3名が、チェコの本とカルチャーを中心に、それぞれのチェコ愛について語る場で…

『園芸家』という愛らしい生き物の話

いきなりだが、チェコの文筆家、カレル・チャペックの『園芸家の一年』という本の中に、こんな一行がある。 素人園芸家は、ふつう、尻の上で終わっている。 −『園芸家の一年』(恒文社、1997)より引用 『尻の上で終わる』…うん。この一行では全然意味がわからない。しかも『ふつう』っていう謎の前提つき。全然普通じゃないっす!笑ってないで、ちゃんと説明してください!ねえ! って、つかみかかってくる前に、まあちょっと落ち着いてください。 カレル・チャペックはチェコの有名な文筆家だ。