そのモヤモヤ、愛情表現の違いが原因かも?5つの愛情表現タイプを知ろう
突然ですが、パートナーと以下のようなことですれ違った経験はありませんか?
パートナーの本当の気持ちがわからずにモヤモヤしてしまう瞬間、すれ違いが続き「別れ」が頭をよぎってしまう瞬間、多くの人は経験したことがあると思います。
そんな愛情表現のすれちがいを解決するために知っておきたいのが、ラブランゲージ。自分の愛情を相手に”伝わる”ように伝えるために、相手の愛情を”受け取る”ために、愛の言語を学んでおくことが重要です。
今回は「そのモヤモヤ、愛情表現の違いが原因かも?5つの愛情表現タイプを知ろう」のイベントについて詳しくレポートしていきます!
そもそも、ラブランゲージとは?
ラブランゲージとは、愛の伝え方・受け取り方です。スキンシップで愛情を伝える人もいれば、言葉で愛情を伝える人もいるように、誰もが愛情表現の第一言語を持っており、日本語、英語、フランス語のように人によって違います。
愛情表現のタイプは人によって違うのが当たり前です。ラブランゲージは5種類ありますが、それぞれどのようなものか具体的にみていきたいと思います。
①肯定的な言葉 (Words of affirmation)
言葉を通じた愛情表現のことで、相手への好意や思いやりを示す声かけのことを言います。肯定的な言葉をかけられたときにもっとも愛情を感じる人はこのタイプです。たとえば、「愛してる」だけでなく、「あなたの誰にでも優しくできるところが好き」「いつも部屋の掃除してくれて助かるよ」など褒め言葉や受け止める言葉も、肯定的な言葉に含まれます。
②スキンシップ (Physical Touch)
身体の触れ合いを通じた愛情表現のことです。ハグや腕を組むなどパートナーとの肌の触れ合いでもっとも愛情を感じる人はこのタイプです。ベッドルームでのスキンシップだけが、スキンシップではありません。他人とは取らない特別な距離感の中にいると感じることにも価値を置いているのが特徴です。
③手助け・ヘルプ・サービス行為 (Act of Service)
行動を通じた愛情表現のことで、言葉よりも行動で示す愛を重要としています。パートナーのサポートなど、行動や立ち振る舞いで愛情を表現するため、たとえば、仕事が忙しいときにパートナーがご飯を作ってくれた、寒い日に暖かい飲み物を淹れてくれたなどが挙げられます。相手からのちょっとした気遣いや、さりげない行動にもっとも愛を感じる人はこのタイプです。
④贈りもの・ギフト (Receiving Gifts)
ギフトを通じた愛情表現のことで、相手から贈り物をもらったときにもっとも愛を感じる人はこのタイプです。たとえば、記念日にプレゼントを買ってきてくれたり、旅行中にお土産を買ってきてくれたりと手に取れる物を贈ることで愛を示します。高価なものだからよいというわけではなく、こめられた想いや、選んでくれたその時間にも愛や思いやりを感じます。
⑤ふたりで一緒に過ごす時間 (Quality Time)
価値ある、意味ある時間を共有する愛情表現のことです。ふたりで何か同じ経験を共有することや一緒にいる時間を重要としています。同じ空間で一緒に時間を過ごすこと、ふたりにとって意味のある会話をしながら時間を過ごすことでもっとも愛を感じる人はこのタイプです。
みなさんはどの愛情表現のタイプが当てはまりましたか?ぜひ自分はどの愛情表現をもっとも大切にしているか考えてみてください。まだ、どれが自分の第一言語かわからない方はこんな問いかけをしてみるとよいかもしれません。
・パートナーに何より求めていることは?
・もっとも愛されているなと感じる瞬間は?
・これだけはされたくない、パートナーにされて一番傷つくことは?
・パートナーにしてもらえなくて一番傷つくことは?
パートナーと愛情表現のタイプが違ったらどうする?
パートナーもひとりの人間なので、ラブランゲージが異なること自体は珍しいことではありません。パートナーからの愛情を感じられなかったり、モヤモヤしたりする悩みの正体はラブランゲージの違いだったのです。
今回のイベントでは、よくあるすれ違いをケーススタディで学びました。
この場合、女性側の愛情表現のタイプは「言葉」で、男性側の愛情表現のタイプは「一緒にいる時間」だと推測されますね。
ラブランゲージが違った場合には、「なんで愛情を伝えてくれないの!?」と相手を責めるのではなく、自分のしてほしい行動を伝えたり、相手のラブランゲージを理解する努力が必要です。
参加者からはこんな声も。
また、イベントでは自分のラブランゲージの解像度を上げる大切さも強調されていました。
ラブランゲージは「言葉」の人は、感謝の言葉がほしいのか、愛情を伝える言葉がほしいのか、頻度はどうしてほしいのか。ラブランゲージが「一緒にいる時間」の人は、同じ空間に居ることができれば無言でもよいのか、意味のある会話をしたいのか。
バリエーションを挙げればキリがありませんが、「どんなタイミング・シチュエーションで、どんな風に」を具体的に考えてみることもすり合わせにおいては大切なポイントです。
自分を知り、相手を知る。
だから”私たち”は、こうやって愛を伝え合う。
「パートナーからの愛を感じられない」「パートナーに自分の愛が伝わっていない気がする」、そんなモヤモヤを溜め込み勝手に解釈するのではなく、まずはパートナーの第一言語が何なのか知るところから始めてみてはいかがでしょうか。
英語も勉強すれば理解しやすくなるように、パートナーの第一言語を”知り”、”わかる”努力をすることでふたりの関係性はよい方向に進みます。
ラブランゲージを学び、活用することで、お互いの大切なものを大切にし合える関係性が続きますように。
執筆:りか(@__25lik_)
「ふたりの教室」は、パートナーと人生を歩むにあたり抱える不安や悩みを一緒に解決していきたいと思っています。サポートは記事制作費用に使わせていただきます!https://community.camp-fire.jp/projects/view/224147