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100年前の暮らしを再現してみるみる元気になる【帯電対策】2:救世主だった怪しいおじさん

3万円で起こった奇跡

さて時はもう一度、まだどんな人かもわからない怪しい投稿者に話しかけた頃に戻ります。


「大根について教えてください」

返ってきたメッセージは「略歴」と書かれた、呪文の様に死ぬほど長い自己紹介でした。長すぎて未だにちゃんと最後まで読んでいませんが、なんか色々な経験がある人なんだなとサクッと目をとおし、質問を続けます(そういう柔軟性も大事ですよね!)。

今こんな状況で、回復はしてきたけれど大変な状況で……と色々メッセージを送っていたら

H「電話してもいいですか?」

ーーーえ〜知らない人と電話。
と怯むも、健康になるかもしれない大根の情報が知りたい私は、恐る恐る、OKを出します。

私「も...もしもし、はじめまして」
H「はじめまして〜こんにちは〜」

もしかしたら騙されて高額商品を売りつけられるのでは???と妄想していたので、思ったよりも優しそうな男性の声に、拍子抜けしました。

当時は長電話も大変なくらい集中力も体力もなかったので、実はやり取りはあまり覚えていないんですが(笑)。
ここから初めて【電磁波・帯電】というワードを聞きます。

(たしか)疲れ目やドライアイと肩こりがひどい話から、私の現在の家電まみれの寝室環境の話に。

H「ああ、それはすごく帯電してるね。アーシングしたらいいよ」
私「uh-huh?」

そこから帯電の原理とか、詳しく説明してくれましたが、未知の領域の話題に「へーそうなんですねー」と適当に相槌を打って、内容は全く覚えていません。

それで、よくわからないうちにお金を振り込むことになりました。

電話を切って...ふと。

ーーーーあれ...そういえば大根の話は...?電磁波ってなんなん.........もしかして、さ、sagi?

という疑念がよぎるも、もう自分の知識や医療機関の指導による回復に限界を感じていた私は、思い切って3万円を振り込みました。
しかも振り込み先の銀行名が野菜の名前で、さらに怪しかったんです。

今、思うとこれで体が元気になるのならば安い投資だけれど、当時は治療費でカードを切りまくってキャッシングしまくって自転車操業で、なんとか生活していた私にとってはかなりの大金でした。

振り込んだ後に、無事に届いた<帯電デトックスのツール>は、大きな段ボールに、おもちゃみたいな機器と、信号機色のカラフルな配線、バーベキューの金網が何枚か入ってました。

ーーーダサイし怪しすぎる...やっぱりdamaされたかも〜?(・-・)

荷物の中身を見るなりお金を振り込んだことを後悔していたら、おじさんから電話がかかってきて、取り付けることに。

私が購入したツールは、おじさんの手作りで、電気系が苦手な私には取り付けが難解なものでした。四苦八苦しながら取り付けたのを、今でも覚えています(現在、販売しているものは説明書もありますし、取り付けは簡単なのでご安心くださいね)。
でも、奇跡が起こりました。

眠れることの幸せ

商品が届いた夜に、おじさんと電話をしながら、帯電デトックスのツールをコンセントに取り付けた瞬間です。ツールを持っている手先がじわじわ、血管が解けるような感覚になりました。そうしたら、そのままふわ〜っと眠気を感じたのです。

皮膚の爆発から3ヶ月間、1日2時間しか眠れない生活を送っていて、ただただ辛くて痒くて朦朧として、意識の限界により、いつの間にか眠っているという感じで、気持ちのいい眠気に襲われたことはなかったのです。

電磁波だの、帯電だの、都市伝説や気にしすぎの領域のものだと思っていた私は、これにはびっくりして、

私「やばい、眠いかも!このまま寝れそうなんで、電話切ります!」

と、おじさんの電話を切り、そのまま入眠しました。
ふと目が覚めると、空が明るい。

ーーーー朝だ!!

頑張って寝ても、明けない辛い夜。この日、発症してから初めて8時間連続で眠れたのです。

今まで生きてきた中で、一番感動しました。

この日から、毎日8時間は連続して眠れるようになります。すると、みるみる皮膚が回復していきます。以前よりも元気になってきました。睡眠がこれほどまでに体に重要なのか!と思い知った出来事です。

この頃はまだ、【電磁波のせいで回復しなかったらしい】ということと、帯電デトックスは【よくわからないけどすごく眠れるグッズ】くらいの認識で、原理も何もわかっていませんでした。
でも、確実に朝まで眠れるようになったことは、私にとって「奇跡」だったのです(次回へ続く)。

早く知りたい方はこちらから⇩


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