記事一覧
小さな大丈夫を積み重ねて大きな大丈夫にする(2024/10/24)
夜の繁華街を歩けた。
夜の電車に乗れた。
新幹線に乗れた。
複数人と食事ができた。
高速道路の車内が平気だった。
人に自分の現状を落ち着いて話せた。
そんな、“ふつう”の出来事が、今の自分にとっては大きな一歩。それを着実に積み重ねて、自分を裏切らないで、大切に日々を過ごしたい。いつまでかかるか分からないけれど、その先に大きな大丈夫が出来上がることを信じて。
あの世に近い世界線(2024/10/21)
祖母が亡くなって2ヶ月が経つ。
ふとした瞬間に、旅行先からお土産を持って帰れないのだ、電話をしても誰も出ないのだということが痛く胸に迫って、涙がこぼれる。楽しい出来事があればあるほど、影絵のように悲しみが立ち現れてくる。
ここ2ヶ月、外出すると、喪服で連れ立って歩く方と駅ですれ違ったり、飲食店で隣り合った方が最近誰かを亡くしたという話を耳にする機会が非常に多い。ただそういう物事が目につきやすくな
世界から3mm浮いている(2024/10/18)
ドラえもんは、地面から3mm浮いている。土足で家に入っているのは良くない、とクレームがあって生まれた設定だとどこかで読んだことがある。(覚え違いだったらすみません。)じゃあ、机の引き出しから出てきたり、とんでもなく小さなプロペラで体を浮かばせられたり、どんな場所にも出入りできる扉があるのは気にならないのか?そんな戯言は置いておいて。
ふと、文章を書くのも、世界から3mmくらい浮いていないとできな
正しさのものさし(2024/10/17)
“正しさが正しい”世の中になったのはいつからだろう。
おそらくSNSや監視カメラが浸透し、相互監視社会とも呼べる状況になった頃からだろうか。それ以前は以前で別の苦しさがあったのだろうけど、人目に触れずに曖昧なままでいられる場所が広かった気がする。
人に認められる、お金が稼げる、PVが上がる、いいねをもらえるものでないと「価値がない」と断罪される恐怖から、清廉潔白で完璧な姿を皆が追い求めているよう
私はどんな風に文章で生きたいんだろう
優しいまま、柔らかいまま、それでも強く光り輝いている人や場所、出来事を文章で伝えて残したい。
自分の言葉やイラストをまとめたZINEを出したい。
今はまだぼんやりとしているけれど、これが私の指針になりそうだ。
われもの注意シール(2024/10/16)
祖母の遺したキャラクターマグカップをメルカリに登録したところ、すぐに購入者が現れた。「捨ててしまおうか」そんな言葉が出ていた物を引き継いで「使いたい」と思ってくれる人がいたことに救われる思いがした。
その、サンリオのキャラクターをあしらったマグカップは20年以上前もので家を訪れた孫達に喜んでもらえるようにと祖母が用意していたそうだ。どこまでも他人を喜ばせようと考える人だったなと改めて思う。
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