代表的なマーケティング手法をまとめて解説【マーケティングに悩む担当者必見!】
こんにちは。スキイキ広報担当です。
9月になりましたね。
これからの時期に向けて、マーケティング施策を検討し直している企業も多いはず。そこで、今回は「マーケティング手法」について取り上げます。
マーケティングとひとことで言っても、さまざまな種類の手法があります。この中から、業界、商品・サービス、企業規模、組織体制などに応じて、適切な手法を選ぶことが大切です。
そこで、本記事ではマーケティングの代表的な手法を紹介すると同時に、実際に活用する際の"課題"とその"解決方法"について解説します。
ぜひ実務の参考にしていただければと思います。
チャネル別に見るマーケティング3手法。特徴を理解して目的に合わせて選択を!
まずは、マーケティングの代表的な手法を見ていきましょう。
分類方法も様々ありますが、チャネルの観点から考えると大きく3つに分類できます。
リアル(オフライン)マーケティング
リアルマーケティングは、オンライン環境(インターネット)を活用せずに行うマーケティング手法です。
具体例としては、
マスメディア(テレビCM、雑誌、新聞、ラジオ)
屋外広告
交通広告
イベント
チラシ / DMポスティング
などがあります。オンラインと比較すると、アプローチできる顧客の範囲は狭い傾向があるものの、例えばイベントなら対面でプロモーションできるなど、直接情報を届けられるというメリットがあります。
デジタルマーケティング
デジタルマーケティングは、オフラインマーケティングとは異なり、インターネット上のデータをもとに、様々なチャネルを介して行うマーケティング手法です。近年よく耳にする「Webマーケティング」もデジタルマーケティングに含まれます。
具体例としては、
Webサイト/オウンドメディア
SNS・動画系媒体
SEM(SEO)
Web広告(リスティングやインフィードなど)
Eメール
が挙げられます。デジタルを介して顧客との接点をつくり、関係を構築していき、最終的には製品・サービスの利用につなげます。データを活用して最適なプロモーションができるのが特徴です。
リアルとデジタルの連携
リアルとデジタルを横断する手法として、O2OマーケティングやOMOマーケティングがあります。
O2Oマーケティングは、「Online To Offline」の略称で、オンラインから店舗などのオフラインへ、消費者を誘導するマーケティング手法です。Webサイトでリアル店舗で利用できるクーポンを配信するなどが例として挙げられます。
OMOマーケティングは、「Online Merges with Offline」の略称で、オンラインとオフラインで区別することなく連携し、顧客にとって利便性の高いサービスを提供する手法です。
身近なOMOの事例としては、モバイルオーダーがあります。アプリで店舗を選択、事前に商品を注文することで、オーダーの待ち時間が減るという顧客体験の向上を、アプリとリアル店舗の連動によって実現しています。
今回は、チャネルの観点から3つのマーケティング手法を紹介しましたが、どの領域で・どのツールを活用するのか、目的に合わせて選択する必要があります。また、マーケティング手法を実施する際には、必ず市場調査も必要になってくるので、リサーチ方法も押さえておく必要があります。
特に新規事業の立ち上げ段階は、リサーチが欠かせません。改めて以下の記事もチェックして、実務に活かしていただければと思います。
マーケティングで多くの企業が抱える悩みとは?推進する人材不足が課題
ここからは実際に企業担当者がマーケティング領域において課題に感じている部分を見ていきましょう。
株式会社Hajimariが2022年7月に行った「大企業のマーケティング課題に関する実態調査」によると、顧客獲得のために、新規施策を実践しているという企業が61.6%に上り、マーケティングに力を入れていることがわかります。
一方、実施していない企業に対して「今後、新規施策の必要性を感じていますか」と質問すると、9割が今後の新規施策の必要性を感じていると回答。重要性は理解しつつも、実施が難しい要因があると考えられます。
「新規施策を実施する上でのハードル / 課題を教えてください」という質問に対しては、「新規施策を推進する人材がいない」「費用対効果がわからず稟議が通らない」「社内に新規施策のノウハウがない」などの回答が上位を占めており、社内リソースで対応できていないことが見えてきます。
このように、マーケティング戦略を推進したいと考えていても、進める人がいないために止まってしまっていたり、予算がつかずに実行に移せない現状がうかがえます。
マーケティング人材を外部から!プロ人材を活用する新たな選択肢とは?
社内にマーケティング人材がいない場合、ノウハウ不足に悩んでいる場合の選択肢としては大きく2つの解決策があるでしょう。
1つめは、コンサル会社などマーケティング支援を行う企業への依頼です。
マーケティング施策を丸ごとお願いすることができるため、社内リソースが足りなかったとしても対応できると考えられます。ただし、ある程度予算が必要だったり、必要以上の施策を実施してしまったりする場合もあるので、確認が必要です。
2つめは、マーケティング領域に明るい"外部人材"の活用です。
外部人材活用のメリットは、必要なタイミング・稼働量を調整しながら、業務を依頼できるところです。社内のリソース不足を補えるほか、ノウハウを持つ人材と協働することで、社内にノウハウを取り込めるという要素もあります。
継続的にマーケティング戦略を実行していくことを考えると、ノウハウを蓄積する必要もあるでしょう。その際、経験豊富で様々なマーケティング手法を熟知している人材を活用できるのは、長期的な目線でもプラスに働くと考えられます。
外部人材活用については「ガイドブック」で解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
Webマーケティングでの外部人材活用のアプローチについては、こちらから。
デジタルマーケティング領域全般での外部人材活用についてはこちらから。
マーケティングについてまずは社内の現状を見直したいという方は、こちらを参考にしてください。
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いかがでしたか。
マーケティングに取り組む企業は多いですが、きちんと効果を出し、売上に繋げるためには最適なマーケティング手法を選ぶ必要があります。
自社の業界特性や活用したいツールを明確にした上で検討してみることが大切です。マーケティング手法を実行するには、ノウハウやある程度のリソースが必要になることを理解しておくと良いでしょう。組織体制も合わせて見直したり、チームを作ることも念頭に置いたりするのがポイントです。
社内にノウハウが不足している場合や、適任がいない場合などは経験豊富な外部人材を活用することも選択肢にしてみてくださいね。