放課後デイサービス利用者死亡事件について思う事
車の走行中に、利用者さんが暴れたり、体調不良を起こしたりした場合、運転手1人だけだと危ないので、もう1人スタッフが同乗しているというのは、本来当たり前なんです。
放課後デイサービスの送迎でも、作業所への送迎でも、基本は同じです。
これは「その方がいいよね!」という話では無く、そもそも、そういうものなんです。
しかし残念な事に、私がグループホームを経営していた時、作業所の送迎車に、運転手以外のスタッフが同乗しているケースを一度も見た事ありません。
報酬額の問題なのか。
人材不足の問題なのか。
給料額の問題なのか。
業界全体の問題なのか。
ルールの問題なのか。
あるいは別の何かか。
以前取り上げた食費問題もそうですが、障害福祉の蓋が少しずつ開いて、臭いものが飛び出してきているようです。
今回は死亡事故に繋がった為に大きく取り上げられていますが、送迎車に運転手1人しかいないなんてのは、私が知る限り、この業界では日常です。
ルールが悪くて、施設側が困るパターンだってあります。
利用者の人権を尊重した行動が、他人から見たら虐待に思われる事だってあります。
ホームが火事になったから逃げる時、利用者を引っ張ったり、押したりしたら虐待です。
でも、そんな時に引っ張ったりするのを許可してくれ…という同意書にサインを前もって貰っていたら虐待にはなりません。
助けるのにも書類がいるのか。アホくさい。
この業界には、色んな闇がまだまだ沢山あります。
ニュースに出てる事、結果だけが、真実とは限りません。
被害者ご家族の心境を思うと、苦しくなります。
なんてお声をかけたらいいのか、なんて言葉が慰めになるのか、救いになるのか、適切なのか、わかりません。
ただただ、苦しくなります。
二人の障害児の父
すけじろう
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