
不登校は親の責任?
我家にはテレビが無いのでニュースでやっているのかはわかりませんが、noteの記事でもやたらと見るので、どこぞの市長が言った「不登校の大半の原因は親にある」という発言を少し考えてみたいと思います。
私の考え
子供の不登校を許すのは親なので「子供を不登校にする」という決断は親がすると思います。
私も中学を2年間不登校でしたが、私が学校に行きたく無いという話をした時、母は賛成派。
一方、離婚していたので離れて住んでいた父は「何言うてんねん。学校くらい行け。引きずってでも行かせろ」でした。
結果的に離婚していたのが功を奏して、不登校になり、その後入学した高校がめちゃくちゃ楽しかったので、不登校万歳!と言えるようになりました。
が、父と一緒に住んでいたら、苦しみながら中学校に行っていたかもしれませんし、自殺したかもしれませんし、登校したと見せかけて親の許可なく不登校になったり、犯罪に巻き込まれたり、非行に走ったり、完全な引き篭もりになっていたかもしれません。
なので、子供の「不登校」を認めるのは親ですし、親の決断だというのは間違いないと思います。
仮に、私の子供がいじめられて不登校になりたがったとします。
不登校をしたいと思った原因はいじめです。
でも、そのいじめに対して「不登校」という選択で回避する事を決めるのは親です。
子供はあくまでどうしたいかと希望を伝え、その希望が叶うのを願うだけです。
なので「不登校」は親と子の共同作業という事です。
その自覚は、親はするべきだとは思います。
で、最初の市長の発言に戻ります。
「不登校の大半の原因は親にある」
原因というのは、違うんじゃないかなって思います。
親が原因なら、むしろ家から出たくなりそうなもんですよね(笑)
不登校になるような子に育てたのは親の責任です。という話でしょうか?
不登校の原因はたくさんあると思うので「親のせい」の一言で済ますのは乱暴ですよね。
「学校のせい」「担任のせい」と言ってる人と大差無い、頭の悪いズレた発言だと思います。
でも、市長の発言で、私がまともだなって思ったのは「フリースクールは国の根幹を崩す」という部分です。
全くもって、その通りだと思います。
でも、私はフリースクール賛成派です。
現在の国の教育指針には「?」ばかりなので、学校に何も期待していません。
では、何故この発言をまともだと思ったのか?
フリースクールでは、国として「子供に必要」と考えている「教育」をしないんですから、国としてはフリースクールに行く子が増えたら国の根幹を崩すのは間違いありません。
国が良しと考える教育を受けてない子は増え、大人になる訳ですからね。
市長の発言の問題点は「国が用意している教育」を「是」としている点です。
「フリースクールは国の根幹を崩す」という発言の後に、日本は「教育」に関して根本を見直す時期に来ているのかもしれない…と言う文言が続けば、ここまで非難もされなかったのでは無いかなって思いました。
現在の国が推奨する教育に疑問を持たずにした発言なのか、切り取られて印象操作されたものなのか…真相はどうなんでしょうね。
なので、マスコミは騒ぐだけでなく「国の教育はこのままでいいのか?」という部分にスポットを当てて欲しいなと思います。
その後の発言や政策、市長に賛成派の議員や反対派の議員の行動言動をしっかり見て、市民の方はきっちりと判断して欲しいですね。
この市長を選んだのは、市民なんですから。
あなたの市の市長や知事は、どんな人ですか?
これを機に、市政について気にしてみるのも良いかもしれませんね。
二人の障害児の父
すけじろう
開業についての相談・サポート、開業後の営業、書類関係、家探し、全てお手伝いします。
特に、私と同じ障害児育児中の親御さんからのご連絡はとても嬉しいです。
雑談、質問、開業支援の詳細をご希望の方は、ご遠慮なく下記までメールください。
care-rab@outlook.com
無料の個別相談会をやってます。
詳しくは下記の記事、またはメールでお問い合わせください。
障害福祉事業の開業支援関係は、こちらのマガジンにまとめられています。