小学生の話
高校3年の終わり頃の話です。
僕は母親とボーリングに行きました。
そこで、店員と僕はある会話をすることになってしまうのです……。
今回は小学生の話。
小学生──
1番扱いに困る相手。
店員「いらっしゃいませ、2名様ですね。」
僕 「はい」
店員「大人1名と、中学生1名ですね。」
僕 「あ、違います」
店員「あ、じゃあ小学生ですねー。」
僕 「………高3です」
童顔と低身長を兼ね備えた僕は、しばしばこんな会話を繰り広げます。
時と場合によっては中学生のままスルーしたりもしますが、そこのボーリング場は小・中・高生は料金が一緒。プライドが許さない。しかも小学生て。そんなことある?
またある時の話です。この頃僕は大学生。
友達数人で駅前を歩いていると、目の前に小学生の団体。僕の友達(女性)の一人に何やら話しかけている様子。
僕 「どうしたの?」
友達「お、ちょうどいいとこに。コイツどうよ」
背中を押され小学生の中に放り込まれる僕。
そして低身長のせいで、案の定埋もれる僕。
僕 「なになに」
小学生「うわあ◯◯ちゃんの方がおっきいじゃん!」
小学生「僕たちイケメンを探してるの!」
友達 「どう?イケメンだった?」
小学生「えー普通。」
踏んだり蹴ったり。身長をバカにされ、顔もバカにされ。
またまたある時。
男友達と2人で公園を歩いていると、
小学生「お兄さんたち天才ですか?」
僕 「うん天才だよ?(見栄)」
小学生「じゃあケンカして泣いちゃったこの子、なぐさめて!」
僕 「………え」
どうすることもできず、逃亡する僕。
(ちなみにこの時、小学生の周りにちゃんと大人が何人かいました。)
さて──
これら3つの話に共通するキーワード、「小学生」。
間違えられるのも小学生。
バカにされるのも小学生。
無力さを知らされるのも小学生。
その純朴な目で、その純真な心で、冷たい刃を投げつけてくるその所業。
僕はひたすらひれ伏す限り。
「小学生」という単語の前に、僕はいつもやられっぱなし。
見てろよ小学生!
いつかお前らに尊敬される、背中で語れる系の大人になってやるんだからな!(涙目
……ぐすん。
今回はこの辺で。
つたない文章や絵ですが読んだり見たりしてくださり、ありがとうございます。僕のnoteを読んで「ふっ。」と「ほっ。」ときっと出光してくれたらエネゴリ君になります!不束者ですが、何卒。