貞本義行有理(貞本義行のキッタネーには理由がある)【前編】

アニメーターの貞本義行氏が、あいちトリエンナーレの「評価の不自由展」について語った以下のツイートが炎上しました。

＞キッタネー少女像。天皇の写真を燃やした後、足でふみつけるムービー。かの国のプロパガンダ風習まるパク！ 現代アートに求められる面白さ！美しさ！驚き！心地よさ！知的刺激性が皆無で低俗なウンザリしかない ドクメンタや瀬戸内芸術祭みたいに育つのを期待してたんだがなぁ…残念でかんわ

キッタネー少女像。
天皇の写真を燃やした後、足でふみつけるムービー。
かの国のプロパガンダ風習
まるパク！

現代アートに求められる
面白さ！美しさ！
驚き！心地よさ！知的刺激性
が皆無で低俗なウンザリしかない

ドクメンタや瀬戸内芸術祭みたいに育つのを期待してたんだがなぁ…残念でかんわ

— 貞本義行@腰痛 (@Y_Sadamoto) August 9, 2019

あいちトリエンナーレの表現の不自由展について貞本氏がTwitterで不快感を示すツイートをし、それを左翼らに吊し上げられた。酷い集団リンチだった。
ネット左翼は独善的な正義に酔った狂信者らなので加減が無く、一度相手を敵認定したら歯止めが効かない。人の心など持たないので相手が死ぬまで集団で蹴り続ける。オーバーキル上等。

まず言っておくと貞本氏はコマーシャルなアニメ・クリエイターであるが、美術大学の油絵学部の現代アート系学科卒なのね。いちおう現代アートをアカデミックに学んでいる(「いちおう〜学んでいる」という含みのある言い方なのは、ハナから漫画アニメ志望でデッサンだけが欲しくて美大に来る、美術にあまり興味がないタイプと思うからです)。
だからアレは決してオタククリエイター的な立場からの発言ではなく、あくまで美大油絵科で現代アートやった人間による、現代アート的な視座に立った上でのきわめて妥当な評価なんだよね。けしてオタク・クリエイティブ的な価値観でな有り無しを言ってるのでは無く。
また美少女アニメ的な美的感覚による観点でも無い、誤解なきよう。あくまで現代アート的な価値観で無しと言ってる。

初期のガイナックスから追っていれば貞本氏が本来はデッサン絵の人であり、本気で描けば大友克洋よりも美大アカデミズムな正攻法 のデッサンで描ける人なのは(古参ファンなら)周知の事実で。
それはディフォルメされた美少女アニメ絵からでも審美眼があれば普通に読み取れる。
なのに表面的には絵柄がアニメだから「どうせアニメだけしか知らない代々木アニメーション学院だろ」とワナビーらが舐めてかかる。
だから碌に美術も分からない癖に偉そうに知ったかで貞本氏に上からもの言おうとする左翼らはバカ丸出しなんですね。「えっ君たち美大も出てないんだよね？それがなんで偉そうに美大出の、それも油絵科で現代アートをやってるクリエイターに講釈とか垂れてんの？釈迦に説法て言葉は知ってる？」そう言いたくなりますよね。
また左翼らが表現の不自由展を正当化しようとして挙げる美術作品や事例が「教養ない人間が精一杯貧しいアート知識でやってる感丸出しな、しかも見当はずれかつトンチキ(なのにドヤ顔で言う)」で。あまりに天然コメディアン過ぎて、もう失笑するしかない有り様で。ただのイデオロギー馬鹿が、あくまでアート的根拠であるかのように偽装する愚かしさ。
本当はラッセンとかが好きなんでしょ？無理しなくてもいいよ。