「脱オタなユニクロ」でなく「脱モードなユニクロ」という提案
「鮒に始まり鮒に終わる」という釣りワードがある。初心者は鮒釣りから始めていろいろな釣りを経てまた最後に再び鮒釣りへと戻ってくるみたいな意味ですね。
そしてファッションについてもユニクロから始まってまた最後に再びユニクロに戻ってくるようなのがあると思いますね。
自分のファッション・ヒストリーを言うと、
コムデギャルソンとワイズ(山本耀司)→アントワープ・シックス(マルタン・マルジェラ、W<)→ヨーロッパのミリタリーとワークウェア→アメリカのミリタリーとワークウェア(アメカジなども含む)→ユニクロ
みたいな感じですね。最近ユニクロを再認識した。いちおうユニクロを評価はしていたのだけど下着類くらいしか実際には使わなかった。だが改めてきちんとよく見ると「もしかしてユニクロ最強じゃね?」みたいな認識にごく最近になり至った訳です。より実感として。
プロフィールに書いてあるけど自分は「アートなファッションとは?」みたいな事を大真面目に考えてる人間なんですね。
アートを謳うブランドはあるけど、それは嘘ですね、ぶっちゃけ。彼らは美大の美術学科でアートなど学んでいないから。単なる値打ちこきで吹かしているだけで。
ファッションだけでなくきちんと美大の美術学科でアートも学ばないとアートな服は出来ません(さらに言えば美術学科でも油絵科で現代アートをやってるのが理想)。
そんな自分の目から見てモードなブランドの中に許せるような服は無いんですね。現状ある中ではアメリカの服、ミリタリーやワークウェアやアメカジなファクトリーブランドを(ハイブリッドにハイコンテクトに)着るのが一番アートな服に近い行為かな、そう認識してた。
最近「もしかしてソレはユニクロでは?」そうポスト・アメリカの服として考え出したのですね。よりフラットな服として。
服へのロマンチシズムを排除するのがアートなファッションな行為であり、アメリカの情緒を含まないインダストリアルな服以上に殺伐とできるのはユニクロではないか?そういう推察です。見立てです。
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