「Celeste」で自分と向き合おう
9面を終わらせて一段落しました。
「Celeste」は2Dアクションの死にゲーです。死にゲーなことを作ってる側が一番わかってるっぽくて膨大な死を前提とした構成になっている。「デス数は勲章」作中のtips、異常に早いリスポーン、一画面ごとのリス地点更新。そのせいで死んだときのストレスが少ない。少ないというか無いというか、死に対するペナルティが極限まで少ないので「死んだ」という感覚がほぼない。フロムゲーで言えば武器一回スカしたり、マリオで言えばファイアマリオからスーパーマリオになったみたいな……例えが難しい。プレイの延長線上にあるものだと受け入れられていると言った方が伝わるか?
10000回うちの何回かは悔しさでもつあきのガキくらい過呼吸になったことはある。それとこれは別だ、ガチでやってるわけだからそういうこともある。
死にゲー前提として作っていることとだいぶ被るかもだが、ゲーム部分(これはゲーム性くらい曖昧なのだが、プレイヤーが操作をする部分、ストーリーやムービーを取り除いた部分)の割合が極限まであってよかったな。おかげでひたすらにゲームをクリアすることだけに集中して、気が済むまでやり込めてそのせいで1週間で50時間も溶かしちゃった。
自分のゲームに対するスタンスを考えてしまうな、俺はゲームを終わらせてない状態をすげーもどかしく感じるんでだいぶ執念でやってました。
短い区間で一回だけでいいからプロプレイヤーと同じ動きをするってのは「ファミコン世界大会」に近いかも、やったことないけど。
プレイが登山っぽくなるの結構好きなんだよな、最初っからクリアできるわけないのでまず全体を把握して、ルートを把握して、それでルートを決めて、それでようやく本格的に先を目指す。それって登山っぽくないですか?僕が今想像しているのはロッククライミングです。
そんな感じでかなり良かったです。気が済むまでやってみてはどうでしょうか。僕のとこに来るまで2回ほどやめどきもあるし。