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文学フリマ大阪12 ありがとうございました。

まず最初に今回購入した書物たち。

 振り返ってみると長編小説ありませんね。短編と、雑誌と将来資料にしたいものばかり。そういう波の時にだった。

左下のシブセシノブさんの作品2冊はnoteでお見掛けして当日真っ先に買いに行ったもの。什器も素敵だった。
夢との関わり方が興味深くて、購入したそれぞれの2巻目もそのうち作りたいとおっしゃっていたので未来でそれらを購入したい。
左上2冊もカタログで気になっていた資料にしたいものたち。
下中央はコピー本の製本を手伝ってくれた人がファンらしく、見せてもらったら素敵だったので真似して買ったもの。
左上2冊は縁。
おそらく大学の授業かゼミかで作られた作品で、様々な人の短文を読むのが楽しかった。日帰り旅行楽しそうだな。私はその日中に帰れる保証がないとおなかが痛くなってくるのと、行き当たりばったりが苦手だからある程度計画しておきたい。
感想はご本人様に直接伝えるか、ここでちらっと追記していくか。もしくはその両方になると思います。

以下、私自身のメモ的な役割もあって長く、ここまでで大丈夫です。
文学フリマ大阪、ありがとうございました。 




今回のこと

 さて、出店した側としての感想。
今回は声をかけていただいた回数が今までで一番多かった気がします。本を購入してくださった方とお隣さんから差し入れも貰ってしまったり。こんな、誰とも関わってないと等しい我らになぜ。あと、どうしたらいいのかわからなくていいねしかできませんでしたが、noteでコメントくださった方が当日来てくださったり。皆さんありがとう。
 会場に来てくれる友人だったり、過去関りがあったところから出店している人がいたり。今現在公共の私は書籍と関するところにいないのですが、過去確かに公共の私も小説の中にいたんだな、と思う日でした。

 それから購入いただけた本の話。今回の新刊めーっちゃお買い上げいただけて本当にうれしい。次々売れる楽しさ知っちゃった。前回の大阪も京都も穏やかで好きだったんですけど、席を立っていいタイミングがわからない今回も刺激的でよかった。前日必死で新刊の製本したからというのもあると思う。参加するごとにギリギリになっていく私達。
理由をいくつか考えてみる。

こちらが新刊でした


・コピー本の短編集で100円だったので、失敗してもいいやって感じで手に取りやすかった。ミステリーで申し込んだのでミステリー好きの方が通りやすかった(その効果で趣味が似そうな既刊のサスペンスの出もよかった?)
・昨年に比べ入り口に近いブース位置。前の通路は広いがちょうど目の前に被る感じで柱があったので、反対側に机がなく皆様の目が弊ブースに留まりやすかった。
・表紙買いされる方も多かった印象。表紙を描いたのは橘さんだったのですが、表紙センスいいんですよね……。わかる。私の作品が完成してもいないうちにラフを見せてくれたのですが、まさしくこれって思えて凄かった。
・フリーペーパーから100円の値上げ。置いてあるだけのフリーペーパーのみ貰っていく人は少数な気がする。値段があった方が手に取りやすいのかもしれない。フリーペーパーのままだった場合、道行く人に手渡せるタイプではないので購入していただいた方のおまけにつける程度になっていたはず。
・あとは、新刊である、大阪である、とかでしょうか。東京は目当てのところ以外回りにくく、大阪もその規模になってきたとちらほら聞いていたのですが京都より活発だったように感じました。純粋に来客者様が多かったのもあるかと。
・理由ではなく謎。購入された方の男女比がめちゃくちゃ偏ってました。私が男性と判断した方多め。会場としてもそうだったような気がしますが、極端だったわけではないのでわからない。

 おかげさまで持って行った25部が開催時間の半分ほどで売り切れてしまい、売り切れが存在することを忘れていた我らは慌てて売り切れカードを作ってお品書きに貼り付けました。正直10部あれば余裕だと……。とはいえ前日の我らに「売り切れだよー!」と言ったとて25部が限界だったと思います。急遽一人手伝ってくれたので、おそらく多めに持って行けてたはずなんですよ。目標は30部だったんですけどね。

 ミステリー合同誌は再び製本して京都にも持っていくつもりです。手に取りやすい価格のコピー本を置いておくと、それと似たジャンルも手に取ってくださいやすいのかな、だとすれば今後も同じことしたいな、と私は考えています。製本が大変だったので次回はもう少し薄くするか別の手を考えないと。中綴じホッチキスが下手すぎることを知ったので、いっそ針と糸で製本したいかも……。手製本好き。

既刊について。
 正直もうちょっといいペースでお手に取ってもらえたらな……とは思うものの、そんなのがぶっ飛ぶことがあったりもした。
 ターゲット層とか言ったりしますが、私の本はどんな方が好むのかを知りたくて、どんな方が買ってくださったのか簡単にメモしています。今のところ男女比があまりないタイプらしくよくわからない。
 ただ、今回嬉しいことに親御さんに連れられたお子さんが私の本と合同誌を買ってくださいまして。『いつかのレモンイエロー』の見本誌を読んで、親に背中を押されつつ我々に声をかけて、自分の財布から出した600円をいただけたのがずっとじんわり嬉しい。声かけるの苦手っぽかったのに、勇気出してくれてありがとう。ミステリー合同誌も購入してくれたということは、レモンイエローを読んである程度信用してくれたということだと思っている。
 中身を改められても取り上げられる類じゃないと思うので、それは永遠に君の本だ。大事にしなくていいし読まなくていいし捨てるのも自由。健やかに育ってね。と大人は勝手に願ってます。前回の大阪でも学生さんが終了間際に見本誌を読んで、じっくり悩んでから購入してくださってて。さっきのターゲットの話に戻ると、会場では少数の未成年の方々に気に入ってもらえることが多い気がしています。じっくり読んでから購入するという一連の流れが目の前にあったので、ターゲット層とかどうでも良くなりそうです。ありがとうありがとう。多分他の人に比べて児童書を読んでいた時期が長いので、私の作品の根本はそこにあるのかもしれない。はやみねかおると横光利一、それから児童書・ヤングアダルトでできています。スパイスを入れるのは苦手です。

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