監督はお子ちゃまか?

NPB事務所

昨日、カープの某監督について「器ではない」と批判的な記事を投稿しました。
このテの記事は書いていて、あまり気持ちのいいものではありません。ただただ義憤だの怒りだのに突き動かされて「つい書いてしまう」というのが実情です。

某監督についても個人的に恨みがあるわけでもなく、ただ「かれがカープの監督であることはどうなのか?」と疑問を投げかける意味もあっての投稿でした。

前記の投稿をしてからしばらくは舌鋒というか筆鋒は抑えておくつもりだったのですが、そうもいかなくなってしまいました。

表現は不謹慎ですが〝絶好のネタ〟が飛び込んできてしまったのです。

なんと記事を書いたその日に行われた東京ドームでの対ヤクルト戦で、かれが球審への選手交代の通告を怠ったとして、プロ野球の斉藤惇コミッショナーから厳重注意の制裁を科されたというのです。

つい先日は、暴力事件を起こした選手が何のお咎めも受けずにトレードされ謹慎も課されぬまま試合に出場したことについてはダンマリを決め込んでおきながら、たかが怠慢行為に厳重注意というのはバランスを欠くとはいえ、規則は規則です。

ことが起きたのは、4対1でカープがリードして迎えた8回裏。
投手をバードから森浦に、左翼手を西川から上本に代えていたにもかかわらず、上本への交代を告げることを忘れイニング途中で森浦からケムナへと投手を交代した際に事後報告したというのです。
つまり、かれがみずから作戦を立案していないことから伝達がうまくゆかず、思わぬ失態を犯してしまったということらしい。

百歩譲って、作戦をコーチに任せるのはいいとしましょう。しかしゲームの進行を当事者意識を持って把握していなかったというのは指揮官としてはあるまじき行為と言っても過言ではないでしょう。
いもの評論家目線でゲームを眺めていての、起こるべくして起こった凡ミスと言ってもいいかもしれません。

ところで、この不祥事に球団の鈴木球団本部長は「球団としては監督に『きちっとこれを忘れないようにしましょう』と注意喚起はしました」と説明した、ということです。

まるで幼稚園児に説教でもしているかのような「お説教」からは事態を矮小化しようとするさもしい魂胆がみえみえ。監督がゲームを評論家目線で見ているのと同様に、球団フロントの責任者も当事者意識を欠いているかのごとしです。

「お飾りのコミッショナーのいうことなんか気にするほどのこともない」
そんな風に読解したのは私だけなんでしょうか。



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