4月10日(日)
3時に尿意で目覚め。トイレ後「人麻呂の暗号」枕頭にて読みながら二度寝。7時起床。
農園で畑の水撒きしてから、チャリで市内へ。
原爆ドーム前で行われたウクライナ停戦をアピールする集会に参加&取材。
遠い国の悲劇、ひとびとのグリーフに敏感に感応する主催者の鋭敏な感性に心動かされる。
いっぽうで、こうしたアクションがどれほどのものになるのかという、毎度のもどかしさも覚えた。
アメリカ(多国籍軍)がイラクに侵攻した2003年には、〝ヒロシマ〟の中央公園に五千人が集まって「NO WOR NO DU!」の人文字を描き、それをニューヨーク・タイムズだったかに意見広告として掲載し「反戦・反劣化ウラン弾」をアピールするプロジェクトが実現している。
(写真は「ヒロシマより愛を込めて」より転載)
残念ながら、その願いは叶うことなくイラクという主権国家は無残にも破壊され国体が変えられてしまった。しかし、そこからも地道に続けられた運動によって劣化ウラン弾という卑劣な兵器の存在を世に知らしめ、その使用に多少の歯止めがかかったことは手応えとして感じた。
もちろん両者の規模だけをもって安易に比較はできないだろうが、時とともにヒロシマからのアピールは難しくなり、またスケールとしても後退しつつあるように思える。
若い声が中心となって今回のイベントを実現したことに期待を抱きつつも、その小さな肩のいくつかにヒロシマを背負わせてしまっている現実にヒロシマはもっと自覚的であるべきだろう。
散会後、知人のギャラリーに寄って、近くの食堂で遅い昼飯。心ときめく出会いあり。
ギャラリーに帰って焼酎2杯飲んで帰宅。
ロッテの佐々木朗希投手が13者連続をふくむ19奪三振で完全試合を達成していた。
ダイジェストの動画のなかで「歴史的な日になった」とのアナウンスを耳にしたが、きょうのドーム前のイベントもそうあってほしいものだ。
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