見出し画像

12月22日

夢中に横文字の名前が忽然とあらわれたのだが、どんな名だったのか失念した。このところ白昼にもよくあるが、潜在意識下に眠っていた人名が突然ぽっかり浮かんで闇夜のネオンの如く脳内で燦然と輝くのだ。名前だけは知っている哲学家・思想家だったり、聞きかじりのミュージシャンだったり、舶来の人物ばかり。何かの意識のつながりでお出ましになるのだろうが、その因果がまったく不明。そのうち、これらの名前がトリガーとなってとんでもない再発見ができるときが来るかもしれず、楽しみではある。
今朝も夢で迷った。駐車場に車を入れて友人の家に行って泊まったらしい。翌朝の食事時となって、友人の前にはひと皿の料理が出された。俯いて料理を食べる友人の頭髪を見ると、ふさふさしていてハゲが改善されていた。カミさんに訊くと「仕事が見つかって元気になったせいだ」という。男はやっぱり仕事だな、と妙なところで納得する。小生の前にはいつまでも朝食が出てくる気配がない。それで帰ることにしたのだが、尿意をもよおしてきたのでトイレを借りた。これが奇妙な水洗式で、壺のような便器に上から水が注がれるようになっている。水圧がないから便が流れず、前のがそのまま残っていて放尿する気になれなかった。(これはお約束のサインで、もしやっていれば寝小便だ)友人宅を出て駐車場に向かったが、いつもとはちがうところに駐めたことを思い出して、もと来た道をもどった。仕事に出かける友人が待っていたので途中まで一緒に歩いて別れた。それからいくら歩いても駐車場への入り口がわからない。たしか地元放送局RCCの横だったはずで、案内所のようなところで尋ねた。中にいたのは中年男性で、近くの駐車場のことすら知らない気が利かないやつだった。仕方なくぐるりと回ってみようと歩き始めたら、向こうから賑やかな一団がやってきた。元カープの広報だったI氏が大声でエスコートしてカープ観戦に行くグループだった。安仁屋さんも一緒だった。エスカレーターで上がったフロアから通路に入ろうとしたところで目覚めた。7時だった。
「8月のバット」構成作業。いつもの倍ほど、2クールやる。
親父が隠れ家にしていた小屋で眠っていた編み機を二台、ミシンの台、使わなくなったアイロン台なんかを処分しに安佐南工場へ運んだ。もう何十回となく通っているが、いつまでもゴミが尽きることがない。
明日からまた天気が崩れるというのでキウイをすべて収穫。ついでに落ちた葉っぱを燃して焼き芋を作ってみた。焼き過ぎて真っ黒。味は悪くなかったが、コゲた部分を無駄にした。

焼き芋

「ウッディ・ハレルソン ロスト・イン・ロンドン」観る。ワンテイクで撮影し同時生上映したという作品。たしかにつなぎなしで撮っていて、不思議な臨場感があった。かつて味わったことのない映画体験。何とか映画たらしめたハレルソンの演技力には脱帽だ。ただ〝映画らしい〟演出ができないため物足りなさが残るのはいたし方なく、監督・主演・製作のハレルソンにとって「なかったことに」したい作品かもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?