4月30日(土)
夜中の2時過ぎにトイレで目覚め。そのまま読書。
二度寝して7時半に起床。
断食3日目。深い倦怠感・疲労感がいくらか和らいだ。頭の痺れもほぼなくなっている。代わりに空腹とフラフラ感。断食行では一番の難所にかかった。食べ物のことは思考から除外しているから、とくになにかを口にしたいということはないが、口の乾きがつづいている。
朝、スーパーに親父に差し入れの果物を買いに行く。バナナ、スイカ、果物の缶詰、焼き栗、饅頭を購入。
アーサー・ビナード著「知らなかった、ぼくらの戦争」読了。
オフィシャルな歴史からもれた市井の記憶を掬いとって詩的に解読するアーサー流大戦史。米日の言語の隙間から歴史の裏に隠された真実を暴いていくアプローチがユニークだ。
「ピカドン」が原爆よりも、アトミックボムよりも原爆の正体をよく表しているとの指摘には目からウロコ。
いま執筆中の「8月6日のバット」に欠けていた視点をもらった。
昼と夕方に農園作業するが、体力がつづかない。見まわり程度ですます。トウモロコシの成長が加速して、大きさにばらつきがでてきた。
夜、映画「I AM ALI」観る。モハメド・アリのドキュメント。かれが残したこどもたちとの音声テープを素材に使って構成したもの。以前にも観たものだったが、また新鮮な視点で楽しめた。
元妻が「アリの瞳に神を見て泣き出してしまった」というエピソードに、あらためて興味をもった。同じような経験を何度かしているのを思い出す。