SAND LANDを見た(ネタバレなし)
この週末で映画SAND LANDを見てきた。ドラゴンボールの鳥山明が書いた1巻完結の中編漫画の映画化ね。こないだ有隣堂でたまたま完全版のコミック見かけて、映画化の存在を知ったんだけど、これがとても良かった。
そんなわけで今日はちょっとこのことを書こう。ネタバレはなしなので、気楽に読んでもらって大丈夫。
隅から隅まで鳥山明の世界観
もともと原作の存在は知りながらも読んでなかったんだけど、このマンガめちゃくちゃ鳥山明なのね。
テイスト的にはドラゴンボールと言うよりはクロノトリガーなんかの雰囲気に近くて、メカ+モンスター(作中では悪魔)+じじい+恐竜+砂漠+冒険+アクションコメディって感じ。
世間的にはドラゴンボールの青年時代以降のイメージが強いけど、鳥山さんってやっぱり少年漫画的な世界観でコミカルなことやるのが一番好きなんだなって再認識。
バランス的にはブルマのポジションのナマイキな女の子がいても良いような気もするけど、ベルゼブブがナマイキ要素も兼ねてるので、女の子キャラは登場なし。まぁこれはこれで良い。ベルゼとシーフの関係はどこかドラクエ4のアリーナとブライの関係っぽいしね。
あとスイマーズは、ドラゴンボール子ども時代のピラフ一派に通じる憎めない敵キャラ枠でこっちも良い感じ。
誰もが楽しめるストーリー
女の子が出てこない分、ボーイ・ミーツ・ガール要素もなくて、ストーリー的にはとにかく冒険冒険。見ていてストレートにわくわくするから、男の子とかつて男の子だったオジさんは好きでしょう、こういうの。
子どもはベルゼの目線、大人はラオの目線でストーリーに入り込めるから、年齢関係なく楽しめるはず。
少し前にマリオの映画を見たときも思ったんだけど、エンターテイメントなんだから、変に捻らず、この王道ストーリーでいいんだよね。
見たい要素をきちっと見せてくれて、終盤少しだけホロっとするシーンはありながらも後味は良い。若いころは捻くれてたから小難しい単館上映系の映画を見てた時期もあるけど、今はこの王道エンタメのストレートさが心地よい感じ。
そんな感じで今日は映画見に行ってきたよってだけの話。あまりに良かったから完全版コミックと、読んでなかった他の短〜中編コミックもポチってしまった(笑)
しばらく鳥山明の世界観に浸ることにしよう。山下達郎はの曲に「アトムの子」ってタイトルの曲があるけど、僕らの世代はドラゴンボールとドラクエで育ってるから、みんな「鳥山明の子」なんだろう、きっと。
映画すごく良かったので、気になる人はぜひ見に行ってみて。変なメッセージ性が入ったクレヨンしんちゃんより、よっぽど子どもに見せるべき夏休み映画だと思うから。
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