【スーツケース図鑑】innovator(イノベーター)はスーツケース界のポールポジションに立っていた!
どうも、三度の飯よりスーツケース、スーツケースの伝道師さとです。スーツケース、トラベルグッズのバイヤーの私が今日も大好きなスーツケースをレビューしていきます!
今回はinnovator(イノベーター)INV50 エクストリーム ジャーニー スーツケースの登場です。
初めに言っておきますが、スーツケース購入に悩んでいる方はとりあえずこの子を選んでおけば間違いない、そんな逸品です。
innovator(イノベーター)とは
イノベーターは、鞄の聖地、兵庫県豊岡市にある株式会社トリオがブランドライセンスを持ち、商品開発とブランド管理をしているスーツケースです。…と、その前にそもそもイノベーターというブランド自体を知らないという方のために説明をしておくと、
innovator(イノベーター)は1969年に北欧スウェーデンで家具ブランドとして誕生しました。1971年、innovator創始者 Johan huldtが世に送り出したチェア「stuns(スタンス)」は永遠のスタンダードとの呼び声が高い名作です。
古き良き時代のクラフトマンシップのスピリッツを受け継ぎつつ、新しい世代へと変化し続けて、今では、家具に留まらず スーツケース・バッグ・財布・革小物・レイングッズ・トラベルグッズetc…多くのライフスタイルグッズを生み出しているブランドです。
イノベーター公式HP
innovator INV50 エクストリームジャーニー レビュー
さぁ、そんなイノベーターのスーツケースをレビューしていきましょう。
いきなり超細かいところなんですけど、私は結構スーツケースの名前を大事にするところがありまして。名前があると愛着がより湧くんですよね。で、この子はエクストリームジャーニーって名前らしいんですが、その名前が使われていたり、そうでなかったりで。公式ストアでさえ省略されていたりして、あまり重要とされてないのかな?ってちょっとだけ寂しい気持ちになります。
まぁ、イノベーターはその点を補って余りあるほどに流行をおさえたスーツケースですので、そこをしっかりお届けしましょう。
①こだわりの詰まったデザイン
流行のペールトーンを積極的に取り入れたカラーバリエーション。まずはここですね。このペールブルーは他ではあまりない色ですが、めちゃくちゃいい色じゃあないですか?他にもたくさんの色があるので色選びだけでも楽しくなってしまいます。
こだわりはカラーバリエーションだけではありません。私が一番評価しているのが細かいパーツ部分のデザインです。まずはこちらをご覧ください。
ジッパーや引手など細かい点もしっかりと色を合わせています。これ、相当大変な事なんです。そもそも素材の異なるものを全く同じ色にすることは不可能です。それを限りなく近づけるために、何度も何度もやり直ししながら色合わせをしていくんです。正直、汎用性のある黒とかでやっつけてしまったほうがコスト的にはだいぶ楽になるんですが、そこを妥協せずにブランドの型も入れて仕上げている点、これだけでモノづくりに対する姿勢が見えてきますよね。
それをあのカラーバリエーションでやってるわけですから…リスペクトします。
そして、ボディの刻まれたリブ(溝)をご覧ください!リブはスーツケースのデザインにおいて命ともいえる存在ですが、これはボディの強度を保つためにも必要なんです。そしてこのエッジの利いたリブが非常に細かく、各部に刻まれています。リブに絶妙な凹凸を持たせながら、スウェーデンの国旗柄を表現しているのもお見事。
「バーコードよりいいリブ出てるよ!!」
「リブは密でもいいんだよ!!」
と声をかけたくなること間違いなし。
ボディの表面も傷のつきにくいシボ加工にている点も良きです。
②人気の機能を全部載せ!
・フロントオープン機能
イノベーターの優れた点はデザインだけではありません。最近の機内持ち込みサイズのスーツケースで求められる人気機能が全部載せになっているんです。
まずは前面のポケット。荷物が取り出しやすいフロントオープン式です。
内装がジオメタリックな迷彩柄になっているのもオシャレです。このポケットは書類やパソコンを出し入れするのに便利で、もはやマスト機能と言っても良いでしょう。
さらにここから中央スペースへダイレクトにアクセスすることも可能です。
この機能も人気ですが、マニア的にはここのジッパーの引手がカーブが有ってつかみやすく、引っ張りやすいのが好きですねぇ。
・キャスターストッパー機能
サイドにはキャスターが固定できるストッパーレバーが付いています。これは電車移動中にスーツケースが転がっていかなくて済むということで、足で挟むのに抵抗のある女性を中心に人気です。
キャスターは「ヒノモト サイレントラン」という走行性、静音性、そして加水分解にも強いキャスターです。はい、これも人気のキャスター…。さっきから人気人気って語彙力無い人間のように連発していますが、これはイノベーターのせいです。だって、その通りなんですから。
・ボトムハンドル機能
少しマニアックな機能に触れておくと、トップハンドル、サイドハンドルはもちろん、ボトムハンドルも付いているという点ですかね。ボトムハンドルは新幹線の荷棚や車両トランクへの荷積みの際に 何気に役立つ便利ハンドルなんです。
③ちょっとうれしい 付属品
最後にこれまた小洒落たおまけを紹介しましょう。イノベーターのスーツケースには、ちょっとした嬉しい付属品が付いているんです。
このエクストリームシリーズには、
・スウェーデンのフラッグモチーフのラゲージタグ
・ちょっとした小物を入れられる エアメールデザインのオリジナルポーチ
・スウェーデンハウスがプリントされた オリジナルコースター(裏面にサイズスペックが表記されているただの下げ札かと思いきや…まさかのコースター!)
が付属されています。こういうのもちょっとした工夫ですけど、満足感得られますよね。
業界の有識者も認めるスーツケース
さて、今回はオシャレで機能的なイノベーターのスーツケースをご紹介しました。これだけしっかりとトレンドをおさえたモデルにも関わらず税込22,880円ということですから、超優等生といいますか、価格含めて上手くまとめたスーツケースだな~という感想です。
実際、日本経済新聞の土曜版「NIKKEIプラス1」何でもランキング2022年8月のスーツケース特集では、旅行業界の錚々たるメンバーから高評価を得て第1位を獲得しています。実は私も審査員の一人でした…笑
そこで1位になったから、というわけではありませんが、今のスーツケース業界ではLOJELと並んで人気2TOP、ポールポジションにいるスーツケースと言ってよいでしょう!
それではまた次回のスーツケースをお楽しみに!