おかんがJKになったら⁉生徒x親目線で見る通信制高校
タイトルはかなり盛っていますが、通信制高校の聴講生をやっています。
少子化で高校生の人数は減少しているにも関わらず、通信制高校の生徒数は増加していて、2023年度には高校生の12人に1人が通信制高校に在学しているのだそうです。
自分が生徒でもあり親でもあるという立場から、通信制高校がどんなところかレポートしてみようと思います。
まずは聴講生になった理由から。
理由1 物理の学びなおし
現役高校生だった頃、物理の授業を選択しておらず、それがずっと心残りになっていました。
「学校の勉強は社会では役に立たない」とよく言われますが、大人になってみると、職業や実務には役に立たなくても、人生を楽しくしてくれるスパイスにはなっているように感じました。
例えば、歴史や地理の知識があると旅行がぐっと楽しめますし、生きていく上でまるで必要なさそうな古文や漢文も、豆知識として役に立つこともあります。
ネット社会になってからはサイエンス系の情報も増えたので、物理のワンピースが欠けているだけで、何か楽しいことを見逃し続けているような気がしていました。
やさしい物理本やニュートンを読んだり、Youtubeの関連動画を見たりしてみましたが、イマイチ理解できません。基礎の基礎レベルから始めるにはどうしたらいいんだろう?と模索していて、予備校で社会人が1科目だけ受講できないものか調べたりしていたところでした。
理由2 いずれ子どもがお世話になるかもしれない
わが家の子どもたちは学校が苦手でよく行き渋りしています。現時点では何とか登校していますが、いずれ登校しない、あるいは進路として通信制の学校を選択する可能性は多いにあります。
通信制高校ではどんな学校生活を送るのか想像もできず、いいのか悪いのかすら全くわかりません。ですが、もし子どもが希望した際に「全日制高校じゃないとダメ」と頭ごなしに反対しなくてすむように、まずは自分の目で見てみようと考えました。
理由3 ゆるい居場所が欲しかったから
漠然と家以外に居場所が欲しいと思っていました。
かといって、地域のコミュニティなどは義務的で強いつながりになりがちだし、ゆるくつながれる趣味のコミュニティやカフェなどは何かとお金がかかる。いつでも受け入れてもらえて、費用もあまりかからない、公営図書館くらいのゆるい居場所が理想的なのですが、これが意外とないんです。
そんな時に知った通信制高校。
スクーリング登校は多くても週1だし、科目も選択できてクラスもない。さらに聴講生なら、期間は1年単位、スクーリング参加やレポート提出するしないも選択可。
いつどれくらいコミットするか自分で選択できるところが、自分にとって理想的な居場所のように思いました。
そんな理由で、公立の通信制高校の聴講生募集を初めて目にした時には、即申し込みに行きました。