【旅かさねた夏】 「森の京都」「海の京都」
夏まっさかり、京都北部へ旅行した。
今旅で、京都は市内の名所のほかにも「森の京都」「海の京都」がある!と魅力的なアピールをしていることを知った。
「森の京都」とは、「森」をテーマにし景観や環境・文化・生活を発信し、多角的に活かす地域とのこと。
「海の京都」とは、日本海に面する京都府北部地域(福知山市、舞鶴市、綾部市、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町)を指すらしい。
《1日目 「森の京都」美山町へ》
美山町 料理旅館 山里料理いそべ
スタッフの方々は丁寧で、ごはんは美味しく、自然に囲まれたなかで育まれた美山町の豊かさを感じられた。
レトロな趣がある建物は、年季が入っていながらも隅々まで清められていて、大切に使われてきたのが感じられて居心地よかった。
《2日目 美山町 → 「海の京都」京丹後》
朝、近くの道の駅を覗いた。こぢんまりとしながらも美山町のことを知るのに良きスポット。ツーリストさんたちが沢山訪れていた。
美山かやぶきの里
かやぶき民家が現存する集落を静かに歩き、「美山民俗資料館」で当時の暮らしに思いを馳せた。
美山珈琲でスイーツとコーヒー
「海の京都」宮津市 天橋立へ。ビューランド側から
伊根の舟屋
猛暑の中でも車と観光客で混雑していて、誘導員に従って伊根小学校運動場に駐車した。
光のなかでゆらめく舟屋、深緑色の景色。美しい場所だった。
京丹後市 琴引浜 和のオーベルジュまつつる
海のすぐ近くでとろける温泉があってお料理が美味しくて、魅力しかないお宿だった。来年同じ時期に再訪したいと本気で考えちゃった。
《3日目 海の!森の!花火の!京都》
琴引浜鳴き砂文化館
琴引浜の鳴き砂について学べる施設。
ここにくるまで琴引浜が鳴き砂の浜だということを知らなかった。
夏場の砂は鳴かなくて、鳴くのは厳しい冬の大波で清められてからだそう。
日本には汚れて鳴かなくなってしまった浜もあると聞けば、鳴き砂が今まで残っているのは奇跡というかデリケートな綱渡りでここまできたのでは?と地元の人の努力と古代からのロマンを感じた。
魚菜料理 縄屋
京丹後で絶対行きたかったところ。
薪火で炊いた白ごはんから始まる圧倒的なお料理に、最初から最後まで没入した。
戻る道すがらもう一度、天橋立。笠松公園側から
舞鶴 赤レンガパークへよりみち
舞鶴、佐世保、呉、横須賀の軍港の歴史を紹介したミニ展示が面白かった。
福知山市へ「福知山HANABI2024」
福知山って“海の京都””森の京都”を兼任しているような雰囲気を感じる。
(おまけ)京丹波の道の駅“味夢の里”がスキ
黒豆ゴリ押しだが、その他にも付近の特産品やお菓子が充実している。
その充実したお土産売り場と、売店の黒豆ソフトクリームがスキ。
《まとめ》
普段から京都市へよく行くのだが、京都を知った気でいたのがウソみたいに京都北部は別世界だった。長い歴史を感じるというより“自然のパワー”にガツンと心をつかまれる感じ。最高に楽しかった。
おしまい