この「とげとげタルめいろ」アレンジを聴け:いまアツい"Stickerbush Symphony"リミックス15選
こんにちは。ゲーム音楽DJのすいそです。
芸人・カミナリのYouTubeチャンネルで今年(2023年)1月から続いていた、David Wiseと『スーパードンキーコング』シリーズのBGMにまつわる壮大なプロジェクトがめでたく(?)完結を迎えました。ゲーム音楽史的一大事件となったガチ渡英での奇跡の邂逅から、『pop'n music』界隈もざわめくホーワンバッチャンの謎解きまで、本当に楽しめました。
そこで改めて思ったわけですよ。
やっぱ「とげとげタルめいろ」最高だな!
というわけで、自分が好きな「とげとげタルめいろ」のアレンジを紹介していきます。屈指の人気曲だけあって、動画サイトやストリーミングサービスで検索すると玉石混合の膨大なリミックスが出てくるわけですが、中でも個人的に「DJで使いたい」と思ったものを選んでます。大半がbandcampで買えるものなので(なんならName your price式も多いです)、気に入ったらぜひライブラリに加えてくださいまし。
Stickerbush Symphony (EliteFerrex D&B Mix) / EliteFerrex
BPM170。ゴーストノートマシマシなドラムンベースです。ピアノやパッド系に加えて、金属感のある歪んだシンセも使われていて、フレーズごとに入れ替わっているのが振り回されている感があって好きです。
Stickerbush Symphony Redux / Arsenial Beats
BPM178。アトモスフェリックなドラムンベースです。フィルターの効いたブレイクを挟んだ後、16分刻みのアルペジオでぐわぐわ展開するシンセパートが好きです。
Stickerbush Symphony (Donkey Kong Country Remix) / Lufus
BPM200。エピックなチップチューンブレイクコアです。後半のダウンビートがクールですね。フレーズが重なって揺らぎのある音色が使われているのも好きです。
Stickerbush Symphony [Smooth McGroove Remixed 3] / Arcien
BPM87(174)。ゲーム音楽アカペラおじSmooth McGrooveフィーチャーのリミックスコンピから。正統派と思わせてからのブロステップ展開に度肝を抜かれます。声ネタがいい味出していて好きです。
Stickerbush Symphony (Donkey Kong Country 2) [SYNTHSNES] / Velvet Overdrive
BPM98。リバーブの効いたシンセが主軸のレトロウェイヴです。揺らぎのあるロービットな音が心地いいですね。情感のあるブラスのフレーズが特に好きです。
Drowning in Brambles (Ambiance, Stickerbush OCRemix) [Game Stuff] / 744
BPM85。「Aquatic Ambiance」マッシュアップのアンビエント系シンセウェイヴです。フレーズの調和が素晴らしいですね。周期的に揺れるシンセベースの浮遊感が好きです。
Donkey Kong Country 2 - Stickerbush Symphony (TehMerow Remix) [TehMerow Collection] / TehMerow
BPM90。ボトムがしっかりしたシンセウェイヴです。フレーズの繋ぎ方が独特で面白いですね。後半オブリガート的に登場するニューディスコ系シンセの音が好きです。
Stickerbush Symphony [Donkey Kong Country Covers]/ Electronic Warbear
BPM98。透き通った音使いのシンセウェイヴ。正統派アレンジですが、周期的な刻みのベースがローファイ感を増幅させていて好きです。
Stickerbush Symphony [Dreams of DK Isle] / The Encounter
BPM96。はっきりとした四つ打ちビートが効いたチルウェイヴです。タメの使い方が子気味いいですね。コイン取得SEまで使っているのがニクいです。後半展開するアレンジも好きです。
Stickerbush Symphony [DK & Chill] / Nick Tuttle
BPM83。少しレイドバックしたビートに歪んだ金物系の音色が乗っかったチルホップです。キンキンに尖ったディストーションが今っぽくて好きです。
Bramble Reprise (Stickerbrush Symphony) [Serious Monkey Business] / Joshua Morse
BPM97。OCRemixの名盤から。アコースティックギターが軸のアンビエントです。中盤以降のリムショットやピアノが混じってくる展開と、ストリングスのアレンジが特に好きです。
Stickerbush Symphony / meganeko & GameChops
BPM98。プログハウス寄りな音使いのチルトラップ。時折不思議な音色が挿入されていてプロデューサーの個性を感じますね。後半不意に現れるジャジーなエレピソロも好きです。
Stickerbush Synthphony [The Revival] / Tronic DX7
BPM95。ちょい和風な雰囲気を感じるレトロウェイヴです。バッキングのフレーズが琴のようなスラパフォンのような、独特の響きがあって好きです。
Stickerbush Symphony (Donkey Kong Country 2) / Ludopatas
BPM97。鍵盤、ベース、パーカッション、サックスまでひとりで全部演奏してみた系のアレンジです。中盤のシンセと五弦ベースソロすごいですね。聴きごたえあって好きです。
ドーン ドーン ブーン [We Bros X] / 黒魔
BPM148。SBFRのスマブラコンピから。クラップを中心としたリズムが特徴的なチップテックです。焦らしに焦らした後に終盤訪れる解放感のある展開が好きです。
Symphony of monkeys [レアゴリラ] / notebook
BPM100。グロッケン、マリンバ、ピアノが入り混じるコンチェルトアレンジです。フレーズも少しひねりが効いていて、オケとの絡みと合わせて楽しく聴けるので好きです。
ありがとうございました。好きなアレンジが見つかったらぜひ教えてください!