運動と活性酸素、運動と水素
スポーツによる活性酸素発生のメカニズム
適度なスポーツは心身の健康な体つくり、疾病を予防します。しかし、運動による活性酸素の発生も見逃す事はできません。
呼吸により体内に入った酸素の2%は活性酸素となるといわれています。
活性酸素には、スーパーオキシド(O2–)、過酸化水素(H2O2)、ヒドロキシルラジカル(・OH)および一酸化窒素(NO)がある。
このように活性酸素も種類があるが、ヒドロキシルラジカルは最も活性が高く酸化力が大きい。多くの疾患がこのヒドロキシルラジカルの過剰といわれています。
健康でいるためには、活性酸素と抗酸化物とのバランスが大切です。体内の抗酸化物が少なく活性酸素の発生量が多いと、特にヒドロキシルラジカルがたんぱく質、膜の脂質及びDNAを酸化させてしまいます。
この酸化が体内で進むと老化、および生活習慣病を生じやすくしてしまいます。
生活習慣病の要因であるたばこ、飲酒、ストレスおよび運動は活性酸素・フリーラジカルを生じ、やがて脳卒中、心臓病、がん、糖尿病、腎臓病および認知症など数多くの疾患を引き起こします。
疾病による対する運動の効果
ウォーキング、ジョギング、マラソン、水泳、サッカーなど適度または過激なスポーツはいずれもミトコンドリアの電子伝達系を活性化し、過度の活性酸素を発生します。この多量に発生した活性酸素は、骨格筋やその他の臓器に細胞障害を起こし炎症を生じる事があります。
もちろん、繰り返しの運動により筋肉および諸臓器の機能亢進、血流増加、ミトコンドリアの機能亢進などから運動により鍛えられた強い身体も作られます。
疾病による対する運動の効果として、加齢、高血圧、認知機能、心臓病、糖尿病、末梢の血管疾患などに対して運動の効果が検討されている。
つまり疾病に対する運動と抗酸化物などの併用を検討していく必要があります。
実験動物のマウスやラットに抗酸化物を投与、人にも抗酸化物を摂取させると、種々の運動に対して疲労、組織の損傷、DNA酸化物の生成、および炎症などを抑える効果が示されています。
適度なスポーツは心身の健康な身体をつくり、疾病を予防する。そこに抗酸化物を摂取することで、運動により生ずる活性酸素の抗酸化環境をつくり、組織障害を防御します。
引用:東北公益文化大学 平松緑教授
スポーツと活性酸素との相互関係があるので、抗酸化物質として注目されている水素と併用することで運動効率も上がり、活性酸素の緩和につながるので、健康的な身体のために役立ててほしいと思います。
引用元:https://suisolabo.com/kenko/1908/ 水素ラボ
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