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僕の細道(本編)16 あつめて早し

『五月雨を あつめて早し 最上川』 芭蕉

最上川を船で下った時の臨場感あふれる有名な句です。

実は芭蕉は船に乗る前、雨で大石田で逗留し地元の人と歌仙を一巻巻いている。

その時の発句は

『五月雨を あつめて涼し 最上川』 である

だが紀行文では『早し』に改めている

実際に乗った時の体感を反映してのことであろう

文章でも『水みなぎって、船あやうし』と記している

オイラは今回船には乗らなかった

時期も雨季を過ぎていることもあろうが

見た目の最上川はゆったりと流れ『涼し』の感があった

だが『早し』にすることで印象は激変する。

なるほどね。。。さすがですね



ちなみに

「歌仙を巻く」と記しましたが

これは最も一般的な俳諧の形式ひとつで

複数の人が集まり、順に36句連句して一巻の作品とするものです。

36句は三十六歌仙にちなんだのでしょう

一番最初が発句、大抵はお客さま・師匠(この場合は芭蕉)が5.7.5の前句を

次に脇句を主催者が7.7後句を詠み連ねて行く

かなり細かいルールがあり、なかなか簡単に読み進むわけではなく

三日三晩かかることもあるそうで

当時は時間に余裕がある人々のお大尽遊びだったようですね

で、芭蕉は各地で発句を詠み、他の人々の句を整えながら

一巻巻く編集者であったわけです。

ですから本来一巻全体を一つの作品として観るべきもののようです

それが明治以降、正岡子規から発句を独立した作品とみなすようになったとか、、、

受け売りなのでこれ以上わかりません。

そのうえ間違っているかもしれません。

当然、歌仙なんかに参加したこともありません。

合コンにも参加したことがありません。

だれか誘って!(笑)

女子会ならもっといい。。。

話の収集が付かなくなってきたのでもう終わります。

一句も浮かばず、、、おやすみなさい。

無精

⚠️この日記は10年前に書いたモノです。

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