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ミステリという勿れの12星座記号の一覧と由来の解説。

ドラマ「ミステリという勿れ」大人気でしたね。

わたしは漫画の原作が好きで好きで好きで好きで好きすぎて(以下省略)

主人公の整(ととのう)くんは菅田氏じゃダメなんやっ !ふるカフェのハルさん(渡部豪太さん)しか認められないんや!!涙

って、ヲタ気質が爆発してるため、ドラマ版は心情的に観られなかったのですが…(いや引っ越し重なって忙しくてテレビもなかったというのもあるんだけど)

さておき。

ミステリという勿れ」の伏線に、【星座記号のアクセサリー】が出てきますよね。

一見バラバラに起きてる事件かと思いきや、事件の犯人やら主要人物がそれぞれ星座記号のついたアクセサリー(指輪)を持っている…

やっと現れた首謀者?謎の精神科医、鳴子巽(なるこ・たつみ)がクライアントに渡して洗脳してる…のか!?

みたいなところまで判明してきてます(2022年4月現在発売されてる第10巻まで)

この記事では、「ミステリという勿れ」ファンとして、そして占星術に携わる人間として、12星座記号の由来をまとめておきたいと思います。ご興味あれば読んでみてください。(そして自分の星座シンボルでアクセサリー作ってみるのもあり。)

そもそも12星座とは何!?

わたしは獅子座。わたしは水瓶座。そうよわったっしは、蠍座の女〜

と、誰もが自分の「星占いの星座」を知っていて、「今日の運勢」的なものを一度は見たことあると思いますが。

その〇〇座って何よ?ってところからお話しておこうと思います。

12星座は太陽の通り道を12等分したもの

占星術が出来た当時、春分点を基準に太陽の見かけ上の通り道(黄道)を12分割して、空に浮かぶ12個の星座を太陽が重なる順に合わせて割り当てました。

12星座の由来説明
出典:宇宙・天文まめ知識さん

太陽は1年でぐるっと天を一周しますので、毎年同じ時期に同じ星座の場所に巡ってくることになります。

自分が生まれた時にどこの星座区分に太陽がいたのか?で、自分自身の12星座が決まっているのですね。

ちなみに、ここから占星術豆知識!!(というか余談)

その1。星占いの12星座と実際の星座はズレてる

占星術で扱う星座が制定された時から、およそ2000年が経過しています。

地球は公転だけでなく自分でも回ってる(自転)ので、この長い年月の間にじわじわ実際の星座と星占いの星座の位置がズレてきているのですね。

今の牡羊座さんが生まれた時期の太陽は、実際に牡羊座の重なる位置にあったわけではない、のです。

じゃあ西洋占星術ってもう当たらないの?間違ってるの??って論争になってきちゃうのですが。

記事の趣旨に反するのでそこまで深く突っ込むのはやめておくね。

その2。生まれた時に夜空に見える星座=誕生日の星座ではない

「太陽が重なる場所にあった星座=星占いの12星座」です。

その時期、地球から見た太陽の方向にその星座があったわけですよ。(今は少しズレてるけどね)

太陽の光に遮られますので、生まれた時期に自分の星占いの星座の観測はできません。

生まれた時に太陽と自分の星占いの星座が実際に重なっていたわけじゃなく、

夜空で観測できたわけでもない。

これらの理由から、星占いの12星座と夜空に浮かぶ星座はもはや別物と捉えた方がいいでしょう。(まったくの無関係ではないものの)

よく「誕生星座のアクセサリー」として、夜空に浮かんでる星座をモチーフにしたものが売られてるじゃないですか。

占星術の知識があるとさ、あれにも少し違和感を覚えるのですよ。だから、ミステリという勿れのような星座記号のアクセサリーの方が、「お誕生日星座のアクセサリー」としてはしっくり来るな、と思いました。


12星座記号のリストと由来解説

それでは!ここからは本題の12星座記号の紹介と由来解説に入っていきます!!

牡羊座

牡羊座のシンボルの画像

牡羊座の記号がこちら。雄羊のツノがモチーフになっています。

牡羊座の記号の由来
牡羊座の記号はツノを表す。

また、牡羊座は12星座の始まりを担う星座でもあるので【生命の泉】を表しているという説もあり。

記憶喪失の爆弾魔、三船三千夫(みふね・みちお)が牡羊座シンボルの指輪を所持していましたね。

牡羊座は火のエネルギーの衝動の星座なので、そんなところからも「爆弾魔」という肩書き?とのつながりが何となくわかりますね。

牡牛座

牡牛座のシンボル

牡牛座の記号はこちら。牡牛の頭部を示すシンボルです。

牡牛座シンボルの由来
牡牛座は牛の頭

あとは【宇宙の子宮】なんて壮大なモチーフもあります。

人類を育む「地」の不動宮の星座ですので、そんなところから来ているのかな?

双子座

双子座の記号

双子座の記号がこちら。単純に2人の人間が対になってる図象にも見えますね

双子座のシンボルの由来
双子座は2人の人間

あとね、双子座って【伝達者(メッセンジャー)】の星座なんです。言葉を使って情報や知識を人から人へ送り届ける星座なんですね。

そんなことから、上向きの三日月(高次の精神)と下向きの三日月(俗世)を繋ぐ道という形を示している説もあり。

蟹座

蟹座の記号

蟹座のシンボルのモチーフは、【蟹のハサミ】です。

蟹座のシンボルの由来

そしてもう一つ、蟹座は【母性】をテーマに持つ星座なので、子どもを抱擁する母の腕の図象でもあるんですね。

ミステリという勿れでは、カエルと呼ばれ幼少期に虐待を受けていた過去を持つ青年、下戸陸太(おりとろくた)が蟹座のピアスをしてました。

蟹座は家庭や子育て(母性)に関わりがある星座なので、「家や母に守られなかった」過去を抱く陸太の心の傷を埋めるアクセサリー、なのかな?

獅子座

獅子座の記号

獅子座は【ライオンのたてがみ】を示す図象です。

たてがみと言われればそんな気もしなくもないんだけど、この説はいつも違和感覚えるんだよなー

ライオンが腰を上げ上体を下げて威嚇している姿にも見えますよね。

あと【心臓と循環系】を示すとも言われてます。(獅子座の支配する身体のパーツが心臓なので)

乙女座

乙女座の記号

乙女座の記号は【小麦の穂を持つ乙女】【小麦の束】の姿を示してます。

乙女座のシンボルの由来

乙女座の神話の由来が諸説あるのですが、その一つが豊穣の女神デメーテルか、その娘ペルセポネーという説。

ペルセポネーは花を摘んでる時に冥界王にさらわれちゃうんですね。

地の柔軟宮の星座、乙女座は【健康や自然、収穫】と深い関わりがあります。そんなことから乙女座=麦のシンボルになったのでしょう。

天秤座

天秤座の記号

天秤座はわかりやすいですね。そのものズバリ【天秤の形】です!

天秤座のシンボルの由来

平等やバランス、そして対人関係をつかさどる星座です。

「ミステリという勿れ」コミックス10巻では、被害者と加害者が複雑に絡み合い、接する人によって加害者と被害者の立場が入れ替わる、もんのすごい仕掛けでしたね。

その主犯格「してんちょう」を名乗る井口虎雄(いぐち とらお)が持っていたのが天秤座のペンダントでした。

あっちが上がるとこっちが下がり、まるで天秤のような仕掛け。

ちなみに天秤座は【没していく太陽】を示す図でもあります。

蠍座

蠍座の記号

蠍座はそのものズバリ【サソリ】の姿

蠍座のシンボルの由来

このドキンちゃんのしっぽ風のトンガリが、サソリ座っぽさを出してますな。

1巻で登場した犯人、薮鑑造(やぶかんぞう)がつけていたのが蠍座のネクタイピン。

とは言っても、「11月の誕生日トパーズがついてたから蠍座」という理由で判明したので、記号が出てきたわけじゃないですけど。

射手座

射手座の記号

これもわかりやすいモチーフ。【弓矢の形】です

連続殺人犯の息子、羽喰十斗(はぐいじゅーと)が持っていたのが射手座の指輪でしたね。

そういえば十斗は話の中で占い師をやってました。

十という数字の形に究極の美を感じてたり、射手座っぽい哲学感とか高尚な思想を持ってる人だったな(やってることはクズでしたが)

山羊座

山羊座の記号

山羊座の記号は【上半身が山羊で下半身が魚】という謎のモチーフ…

もちろん、これも神話が由来です。神々がナイル川沿いで宴を開いてたところ、突然怪物テュポンが登場!!

山羊頭の牧神パンは急いで川に飛び込んだら、焦るあまりに下半身だけお魚になってしまったそうな。

何ともマヌケというかユルい話なんだけど、実際の山羊座の性質は「質実剛健で誠実な野心家」ですからね!

水瓶座

水瓶座の記号

水瓶座は【水を運ぶ人】がモチーフ

水瓶座の由来

あとね、【エーテルの波を通して伝達される電気】というのもありまして

昔々、「光」は波だから、

この世界には光を伝える「何か」が満ちているはず!それがエーテルや!

って説があったんですね。

水瓶座シンボルは、言い換えれば【光の波動】みたいな感じでしょうか。

水瓶座って理想の未来に向かう意識高い革命家みたいな星座なので、そんな性質がこのシンボルに込められてるのかも。

魚座

魚座のシンボル

最後は魚座。【二匹の魚】の姿を示すシンボルです。

魚座は別名「双魚宮」とも呼ばれます。

あと【霊魂を示す円が切り離され、それらが高次の自分と低次元の自分に別れた後で結びつけられてる図】という説もあり。

魚座って12星座の終わりを担う星座なので、「目に見えない世界とか精神、魂」に深い関わりがあるんですね。

そのようなことからも、神聖な魂と俗な身体の結びつきを示すシンボルになったのでしょう。

奥が深い星座記号

12星座の記号、由来がわからないとなかなか覚えられないけど、意味がわかると覚えやすいですよね!(わざわざ覚える必要もないかもですが)

アクセサリーとか雑貨とか、色々なところでこの記号が使われるようになってほしいなーと思います。

この記事読んでくれる人が多かったら、そのうち【惑星記号の由来編】も書こうかな…

※この記事の星座記号の意味は「占星術完全ガイド ケヴィン・バーグ氏著」を参考にしました。

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