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ある日突然、包丁が持てなくなった。【発症当時のおはなし】

おはようございます、水星です。
少しnoteから離れているうちに、秋の気配が近付いてきましたね。

今回は発症当時の症状や、当時何を考えていたのか振り返っていこうと思います。

注意喚起です。

ここから先、具体的な不安神経症とパニック障害の症状について書かれています。
読むのが怖い方、引きずられそうな方はここで読むのをやめてくださいね。

自分のことなのに、私も当時つらかったことを思い出してなかなか書き進められませんでした…



質屋を退職した翌日にさっそく異変が

前回書いた記事をご参照いただければと思うのですが、私は新卒で質屋に入社したものの色々あり寿退社することになりました。

3月末で退職し、4月1日。
次の仕事は決まっていましたが、配属先がパソコンを用意出来ていないとか、上の許可が降りなくなっちゃったとかで出勤できず…
自宅でのんびり過ごしていました。

お昼のチキンラーメンを食べようとお湯を沸かしていたら、突然血流が頭に急激に上ってくる感覚がして、驚いてしゃがみこんでしまいました。

最初は貧血かな?と思ったものの、だんだん息苦しくなってきたのでこれはマズイ!と這うように寝室に行き、布団で横になっていました。

初めての症状で怖すぎて、仕事中なのは分かっていましたが夫に泣きながら電話。笑

夫に宥められているうちに体調は落ち着き、さっきまでの苦しさは何だったの?と思うくらい回復しました。
今考えたら軽いパニック発作だったのだと思います。

4月1日に体調不良を起こしてから、今度はメンタル面がどんどん悪化していきました。

  • 過去の嫌だったことがフラッシュバックする

  • 10年以上前の自分の失敗を後悔して具合が悪くなる

  • いつまたあの貧血のような息苦しさが襲ってくるか怖い

  • 理由もないのにすぐに不安になる、不安になる対象がないのに不安になる

この頃は何の病気かも分からず、自宅でのんびりしているのに突然息苦しくなり動悸がしてくるので、気が抜けませんでした。
なぜか車酔いしやすくなり、夫とドライブも行けなくなってしまったのもこの頃です。

「私の身体には何が起きてるんだろう」

と不安な日々が続いていた頃、事件が起こります。


自分を傷つけてしまったらどうしよう?

出勤できるようになるまでは私は専業主婦状態だったので、その日も夫が帰ってくるまでに夕飯を作ろうと17時頃から準備を始めました。

包丁できゅうりを切っていると、突然頭の中に砂嵐がかかったかのようにぼんやりしてきました。
気持ち悪くなってしゃがみ込むと、

「包丁で自分を刺したらどうなるんだろう」
「怪我するかな?痛いよね?」
「本当にやってみたらどうなるのかな」

という考えが突然頭の中を埋め尽くしました。

自分で思考をコントロールできない状態でパニックになり、大号泣。

怖くて怖くて、夫が帰宅するまで泣きながら布団の中に潜り込んでいました。

帰宅した夫は私から事情を聞き、

「心療内科に行こう」

と言いました。


予約がとれるのは1ヶ月後!?大混雑の心療内科

そうと決まれば病院を探して予約をしなきゃ!と張り切った私は、夫と手分けして近場の心療内科や精神科に電話をかけまくりました。
しかしどこも予約がいっぱいで、次に空いているのは1ヶ月以上先ですと断られてしまいます。

途方に暮れましたが、最後に電話した精神科がすぐに診てくれると言って下さったので、夫の運転で病院に向かいました。
ちなみに家から片道1時間半かかる病院だったので、車酔いが辛かったです。

次回:初めての心療内科

今回は症状のお話しでした。
次回は初めて心療内科にかかったときのことを書きます。

  • 心療内科の雰囲気

  • 精神科との違い

  • 受診する時に用意しておくと良いもの

などなど、思い出せる範囲で書いていこうと思います。

お読みいただきありがとうございました!

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