重度肥満おじさんの減量⑤
私は47歳にして、身長170センチ、体重160キロ。
物心ついた時から太っていて、一日たりとも普通体型だったことはない。
さて今回も期間がだいぶ空いてしまいました。
気がついたら2歳も歳を取り、47歳になってしまいました。
今回はそれからどうなっているか、続きを記載したいと思います。
前回は肥満外来に通うところから始まりましたが、
メインはあくまでも「食事のとり方」にスポットをあて、投薬や手術などは一切行いません。
ひたすら「口に入れたもの、体重を毎日記録し続け、その結果を振り返りながらカウンセリングを行う」だけです。
言わば、『健康的に少しづつ痩せたい人』や『太らない食生活を送る方法を学びたい人』には向いていますが、
『早く痩せたい人』『運動して痩せたい人』には向いていません。
また、『根気がない人』にも向いていないと思われます。
私は特に早く痩せたいとかは思いませんでしたが、なかなか減量が思うようにいかず、どうしたら減量できるかを知りたいと思い、通う事にしました。
初診ではこれまでの食生活などに加え、最終的にどの様なやせ方(体重とかスタイルとか)をアンケートに記載します。
その後に体重や身長、血液検査などを行い、健康状態に問題が無いかを確認されます。
(重度肥満の時点で健康状態には大きく難ありなんですが…)
食生活には気を遣っていたつもりなんですが、初診時点で体重は165キロになっていました。
最後に現在の自分自身の写真を撮影して、お医者様との問診に備えます。
写真はあまり好きではないのですが、写真撮影された姿をまじまじと見つめると本当に醜い。
「どんな食生活を送ったらこんな体型になるんだ?」
と思われるようなひどい体型です。
その後、問診を待つのですが、
問診を待つ間にもいろいろな方が来院されていましたが、私の様な重度肥満の方はほとんどおらず、
「え?なんでアンタこんなところに通っているの?通う必要ないんじゃね?」
と思われるような、『意識高い系』の方々ばかりでした。
その時点で、
「ああ、ここはやっぱり私の様な者が来るところではないんだなぁ…」
と強く思ったのを覚えています。
30分ほど待たされた後、いよいよ問診です。
「いったいどんなことを言われるのやら・・・、こんなところ来ても手遅れじゃん」
多少の不安と若干の開き直りの気持ちが交錯しながら、お医者様の待つ部屋に入りました。
次回に続く。