なぜ浮腫むのか?
今回のテーマは
『むくみ』
について。
『むくみ』
は浮くように腫れると書いて
『浮腫み』
と書きます。
これもすごい漢字です。
なぜすごいと感じるかというと
まずは水の原則ですが
基本的に水の流れは上から下に流れるものです。
だから水道も蛇口は下向きについていて、滝の水は上から下に
川の水は上流から下流へ流れます。
地球上で重力があるため特殊な状況でない限り
この原則は切り離せないものとなっています。
一方、『浮く』という現象は
『浮力』という言葉があるように
水に沈むのではなく重力の反対方向に働く力のことを指す言葉です。
つまり上に上がるベクトルの言葉になります。
体内の水はうまく下に流れると排出できますが
下に流れにくくなる、つまり上に浮くようになると浮腫むという
症状になります。
そのため改善するためには
下に流す経路を考えていく必要があり
東洋医学の陰陽五行論というのを考えていくと
そのメカニズムが解けていきます。
陰陽五行論では
『水の排出経路』と『下に水を流す経路』
の二つの経路が関係していると考えています。
一つ目の『水の排出経路』は
水のエレメントの臓器である
『腎、膀胱』が関係しています。
これらは
前回の記事で話した『おしっこ』を作り出し
排出する時に使う水と直結している経路になります。
二つ目の『下に水を流す経路』は
金のエレメントの臓器である
『肺、大腸』が関係しています。
『肺は呼吸』に、『大腸はお通じ』と関係しており
簡単にいうと『深い呼吸と快便になること』で
下に水をより流すことが出来ます。
この二つのエレメントが整うと
浮腫みを解決できると言う訳ですが
どちらかというと水のメイン経路のトラブルが現代では多くみられます。
水のエレメントの二つの臓器に必要なのは
『ミネラル』になります。
人の身体を動かしているのは
体内に流れている微弱な電流になります。
(これが電気信号と呼ばれるものです)
体内の電気がスムーズに流れるため
必要なのがミネラルなのです。
ミネラル不足になると
電気の流れは弱くなり身体がうまく動かなくなります。
(これが脱水症状です。)
産まれてくる前を考えてみましょう。
誰もが海水のミネラル濃度と同じ水の中(羊水)から産まれてきたのです。
羊水は海水と濃度が等しく人の身体を形成していく上で
必要なミネラル濃度になっています。
体調が悪くなって病院にいくと
回復薬として処方する点滴も成分は食塩水であって
塩を体内に入れることで元気に回復するわけです。
またアトピーの方が海水に使っていると治った症例があるように
海は人の身体にとって必要なミネラルを与えてくれています。
海水を蒸発させてできるのが
海の結晶である塩です。
人にとって必要なのは塩になります。
しかし、どんな塩でも良いわけではなく
天日塩が身体に取って必須な食べ物と考えています。
なぜ天日塩なのかというと
その話をすると止まらなくなってしまうので
またの機会にお話しすることにしますが
この天日塩はミネラルバランスが丁度良く体内でうまく活用することが出来ます。
(ミネラルというものは多く取りすぎるのはNGです。何事も適度が良いのがこの地球の仕組みです)
ミネラルが丁度良く体内に入ることで
水のエレメントの臓器は活性化し
そして水分代謝は活性化することになります。
前回のお話しに戻り
水分代謝で出すことができることで
取り入れることができるに繋がります。
天日塩をとっていないと
うまく排出することが出来ないので
基本的には天日塩と水がセットになります。
(世の中で浸透している減塩とは真逆な考え方ですが減塩の塩は何の塩なのでしょうか。身体にとって良い塩と悪い塩があるんです)
さらに
水のエレメントを活性化してくれるのが
中国茶になりますがこの話も長く長くなってしまうので
割愛させていただきます。
天日塩、水、水木ボディワークを
まずは1ヶ月続けてみてください。
可能であれば3ヶ月続けると様々な身体や心の変化を感じて
いただけるはずです。
なぜなら3ヶ月あれば血液が全て入れ替わるとされています。
血液が変わるということは
体内の至るところが変化するからです。
だから昔から継続するならまずは3ヶ月続けなさいと言われますがその通りで
さらに倍の6ヶ月まで続けるとすると
6ヶ月で細胞まで全部変わるとされているので
本気で行えば別人にまで変わることが出来ますよ。
浮腫みの原因は
ミネラル以外にも
白砂糖や小麦粉の過剰摂取や運動不足などからも生じますが
ミネラル不足(塩不足)の方が多いのでこのお話しにしました。
次回はお通じの話について書いていきます。