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Monthly Log "笑う水"
2024年1月の日記です。
お香を焚きながら打っています。
今日はゼラニウムの香り。
今月はアマプラ対象になった「エコール」という映画を久しぶりに観ました。
中学生のときに初めて観て世界観に惹かれ、
そこから映画をよく観るようになったきっかけの映画。
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どこかの森の中の閉鎖された学校で暮らす女の子たちの、一年間の物語です。
高い壁で外とは閉鎖されている状況なので、
外のことを全く知らない生徒たち。
中高一貫の女子校で、校則も厳しく自由に動くことはできない閉鎖的な環境にいたわたしにはこの映画の環境に共感する部分もあり、
なんだかとても入り込んでしまったのを覚えています。
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物語は何人かの生徒にスポットライトを当てて進んでいくのですが、
その中でも対照的なのが青リボンのアリスと最上学年紫リボンのビアンカ。
※生徒たちは学年毎に異なる色のリボンを結んでいます。
アリスは外の世界を知りたくてしょうがない、早く外へ出たいという気持ちが強く、
一方でビアンカはあまり外に出たがらない。卒業したくないというような発言もする。
わたしも当時、学校外に興味が湧いて同世代の男の子や上の年代の男性(今考えると犯罪ですね、、)と付き合ってみたりする子が周りにいたりした。
当のわたしは閉鎖的な学校から出たいとは思わないタイプでした。
その環境に満足しているというより、外の世界が怖かったのかな。
当時のわたしはビアンカの卒業直前の気持ちが手に取るようにわかった気がしました。
中学生という時期、ちょうど体のつくりが変わってきた時期で、
それまで枝みたいだった足が腫れぼったく変化していく煩わしさを感じていました。
エコールも子どもから女性になっていく狭間がテーマになっている映画です。
あの頃の変化や感情は通ずる部分があるはず、
ぜひ女の人に見てほしい作品です。
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映画の中の終始謎めいたあらゆる箇所が何か解明されるかなと思って原作も買って読みましたが、謎は謎のまま。
久々に改めて読んでみると、そういうところがまた魅力だったりします。
エコールと同じ原作の映画「ミネハハ」というのもあるのですが、年齢設定がもう少し上で、途端に描写が直接的になり、わたしは少し苦手です。。
思い入れのある作品で、映画の感想が長くなってしまいました。
この間突然、小学1年生の頃の同級生からLINEが来ました。(わたしは2年生から父の転勤で引っ越してしまった)
母同士がまだ連絡を取り合っていたので、その経由でわたしのLINEを知ったみたい。
本当に久しぶりだったので彼女が実家から出たのか、どんな仕事をしているのか、全然知らなくて。
聞いたら、バンクーバーに住んでいました。
海外に住む願望がある子だったのかあ。
1年生の頃はもちろん考えもしなかったけど、
今思えば当時から明るく社交的で好奇心旺盛で、海外に行きたい!って言い出しても違和感ないような、、
また先日は結婚式の招待をするために普段はあまり連絡をとらない幼馴染に声をかけると、おめでたが発覚したり。
母と電話をしていたら、わたしの幼稚園の頃の友達や弟の友達が結婚したんだって~といろいろ教えてくれました。
年賀状に書かれていて知ったみたいです。
(年賀状コミュニケーションの魅力を感じた。。)
30代手前、みんな環境も変わっていろんなことをしているんですね。
そんな変化の多い時期なんだな。
わたしはエコールを観て相変わらずあの頃の気持ちを引きずったりしているけど、大丈夫かな。
まあそれでもいいのかな。
心は大人になり切れてなくてもいいかな。
今月のお買いもの
Mustakiviのゴブレット
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正確に言うと昨年末なのですが、
限りなく年末に買ったのと、下ろしたのは年始なので今月のカウントで。。
気になっていたムスタキビのゴブレットを手に入れました。
一番小さいSサイズです。
これで日本酒を飲みたいな〜と思ってずっと欲しかった!
何色かカラーバリエーションがあるのですが、
ピンクと白を選びました。
普段のわたしなら選ばなそうな2色。
年始に使いたい気持ちで頭がいっぱいで、
きっと既にお正月気分だったからでしょう。
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お正月は旦那さんとおせち作りに挑戦して、
ゴブレットで楽しく乾杯しました。
今月のおやつ
ガレット・デ・ロワ
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毎年年始のお楽しみ、ガレット・デ・ロワ。
アーモンドプードルの優しい甘さと素朴さが大好きです。
東京に住んでいた昨年までは、
いろんなお店のものを1ピース買っては食べ比べしていました。
今年は周りにガレット・デ・ロワを扱うお店が少ないので、
思い切ってホールをひとつ買って、
贅沢に楽しみました。
旦那さんも食べたけど、結局ほとんどわたしが食べちゃった。
フェーヴは別添で、生地の中にはアーモンドが一粒入れてあったのだけど、
切り分けているときに見えてしまって。。
だから王冠は2人とも被りました。
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今月の曲
Romance / S.Prokofiev
エコールの作中、寮の中で流れている、
なんとも神秘的な音楽です。
今年はバタバタな一年になりそうだけど、
大好きなおやつ食べたり素敵な景色をたくさん見たりしたいなあと思います。