2人育てながら、デザイナーを続ける工夫
2歳と0歳の子供がいるグラフィックデザイナーです。
依頼はココナラ7割、直接3割でフリーで活動。エッホエッホと2人育てながら、仕事も充実できてきたので書くことに。
01
悲しきかな。
作業時間は、1日6時間が絶対。
デザインの仕事が好きなので悔しく、フルタイムで働く夫を無意味に憎んでしまうこともある。でも2歳児の保育園が時短なため強制終了。自分で納期も量もコントロール。まだまだ未熟なので試行錯誤の日々…。
在宅勤務だと、「ONとOFFの切替」が話題になるけれど、分ける必要はないと思っている。仕事が好きだから割り込まれても苦じゃない。分けると「子供に邪魔された」と子供の存在が鬱陶しいものに変わってしまう。
でも、仕事終わりのこどもと行く公園は、自然が多く、深呼吸でき1日の句読点となってくれている。
あと、発見したことが。
webの全体構図を砂場に書くとめちゃくちゃ俯瞰できる。
02
キャパオーバーしないために
手帳が必需品。
手帳に動かされている。週間手帳に、作業内容→所要時間を細かく書く。それにより提出日を決め伝える。クライアントさんには正直に言う。勉強したい時やプラスαな家事も書いてとにかく「見える化」。せっかちで焦りやすいから、その時は手帳を見てクールダウン、週末ライブだ!など。
03
家事は家電に頼ってほどほどに。
料理は、土井先生スタイル。
皆さんこんなに家事に時間取っているの?!と驚く事が多い。家事も時給がどこからか発生したらいいのに…、と考えてしまうわたしは、機械に頼れるところは頼るようになった。
洗濯乾燥は自動
干すのは、布団と大人の服のみ、収納は畳まず入れるだけ&掛けるだけで合計10分。保育園の大量着替と布おむつ。「同じ種類から片付けると疲れにくい」と松浦弥太郎さんのヒントを参考に。
一汁一菜でええんやで
料理家 土井善晴先生の考えに感銘を受けてから、献立は具だくさん味噌汁・魚・白ご飯だけ。なので料理は片付け含め15分以内。ホットクックで塩豚&煮卵を作ってもらい常備。2歳のこどもも完食。腹7分目で終わると、体の調子がいいおまけ付き。
(Netflix観ながらお菓子食べますが…)
野菜は近所の農家さん直売所で買って、季節を感じ飽きないようにしています。ホットクック(自動調理器)は0歳の「今からご飯用意しようとしてるんだけど…泣くのね…」を解決してくれるのでお勧めです。
ねんね問題
20時にふたりとも寝るので、毎日海外ドラマ2本&読書とひとり暮らしの時と変わらない自由時間。「こどもはこうしないと寝ない」と決めつけているのは大人の方だと知り実行したら、生後6ヶ月からひとりで寝て、自分でベッドに行くようになった。その分、寝る前5分程は今日あった嬉しかったことや大好きだよ!と目を見て向き合う。
勉強することで、保ち続ける意欲
こどもが小さいと、成長を日常的に感じる。でもふとした時に「あれっ私の成長は?!」と焦ることがある。おかんレベルが上がっていくが、わたしだってお片付けしただけで褒められたい…。クライアントとの打合せも9割はメールのみ。コミュニケーション不足で悶々とすることがあるのをどうにかしたく「講習」「地域貢献」の2つを今年始めた。
講習は、Colosoで受講中。どの作品もいつも惚れ惚れする憧れのデザイナー尾花大輔さんの講習を週に1時間と時間を作り、動画受講しています。web制作を強化していきたいから、とても参考になり毎回わくわく!ライブ並みに楽しみ。駆け出しのデザイナーさんも長年されている方も勉強になる内容です。
地域貢献は、地域コミュニティに参加し「デザインできます」ということを発し続けるようになった。会えるデザイナーとして、クライアント以上友達未満?のように仕事と遊びの境界線を緩めたものを欲している。地元でもなく友達もいないので、暮らしの半径10km圏内を豊かにしていくのが楽しいと思い始めた。
おわりに
子育てセンターに行くと、「子育てと家事の両立」「ママのワーク講座」などのセミナーなどが多いことにムズムズ。理不尽さを見つけた気持ちに。雇い主、働く側どちらが差を作っているんだろう。少しでもフラットな世の中になりますように。